どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
J2リーグ第9節、ロアッソ熊本対ヴィファーレン長崎の一戦は、前半に長崎が3得点し、一方的なゲームになるかと思われましたが…、
後半に反撃に出た熊本が追いすがりました。
しかし、あと一歩及ばず3-4のスコアで試合終了のホイッスル。熊本にとっては悔しい惜敗となりました。
今日は、この一戦を振返ります。よろしくお付き合いください。
熊本の先発は、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 大本、上村、豊田、東山
FW べ・ジョンミン、伊東、松岡
前節と同じメンバーです。この試合では、伊東が高い位置でプレーすることが多かったので、FWに伊東の名前を入れました。
対する長崎は4-3-3の布陣。センターFWのエジカル・ジュニオ、左MFのマテウス・ジェズズの2人の強力なブラジル人選手が先発に名を連ねます。
試合の前半は、完全に「長崎のゲーム」となりました。
ボールを奪うと大きく縦横に広がり、スペースをつくって攻める長崎の得意とする形を頻繁につくられて、前半13分に左FWの増山、続く32分にも再び増山、さらに40分には前田にゴールを奪われて、0-3の「3点ビハインド」で前半が終わります。
この試合もヴィクトリーラジオで解説をしていたのですが、私が後半に向けて話したのは次のようなことでした。
「いわき戦では、0-3になってから顔が下がってしまい、さらに失点を重ねて0-6の大敗を喫しました。その試合後『こんな試合は二度としたくない』と語っていたロアッソの選手たちですから、この言葉をピッチで体現してほしいですね。」
そして、後半がはじまると、この私の期待通りのプレーを熊本の選手たちが見せてくれました。
ハーフタイムに熊本のベンチが動き、東山→岩下という1枚目の交替カードを切って後半が始まります。
岩下が交替で入った役割を十分に理解してアグレッシブなプレーをみせると、チーム全体も前半とは見違えるようなアグレッシブな姿に変わりました。
その姿勢が実を結び、後半4分にはべ・ジョンミンの「プロ入り初ゴール」が産まれます。
ボールが長崎のゴールに突き刺さるとともに、ダッシュしてボールを拾い上げ、センタースポットに向けて一目散に走り出したべ・ジョンミンの姿に「反撃の強い意志」を感じました。
続いて6分には、左サイドを伊東が突破。中央に折り返したグラウンダーのクロスが相手選手に当たり、ボールはそのまま長崎のゴールに吸い込まれました。
これで、スコアは2-3です。
このあとも熊本は再三の決定機をつくりますが…、
これを得点に結びつけることが出来ません。このことが、試合結果に大きく響くことになります。
後半26分、同点弾を狙って伊東→神代という交替カードを用意していたところで、長崎にコーナーキックの流れから追加点を奪われてしまいます。
後半のアディショナルタイムに入った47分に、神代が3試合連続のゴールとなるシュートを決めて、さらに反撃を試みますが…、「時すでに遅し」。
試合は、3-4のスコアのまま終了となりました。
「再三の好機であと1点とれていれば…。」
という悔しさは残りますが、0-6で大敗したいわき戦から大きく成長したチームの姿はみせてくれました。
べ・ジョンミンの「プロ初ゴール」、神代の「はじめての流れからの得点」などポジティブポイントもあります。
この悔しさを糧にして、さらにチームとして成長しましょう!
この試合の振返りはYouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。