どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【千原台】「志望理由書・小論文」 指導のコツを学びました!
です。
先日(5月20日)、教職員の校内研修を行い、宮崎県から講師の先生をお招きして「志望理由書・小論文指導のコツ」を学びましたので、今日はこの話題についてお話しします。よろしくお付き合いください。
今回の研修で講師をお勤めいただいたのは、宮崎県在住で全国規模の進学塾の支部センター長をされつつ、個人的に「私塾」も経営されている先生でした。
その「私塾」では、「おもに総合型選抜などで大学進学を目指す生徒たちを指導しています。」ということで、まさに千原台高校の生徒たちの進学状況にピッタリです。
昨年度も来ていただいたということもあり、
「今年は昨年と内容を変えて、まずは『志望理由書』の書き方についてお話しします。」
ということで研修が始まりました。
はじめに話されたのは、「志望理由書」ならでは特徴で、3つあります。その3つとは、
① 時間制限なし!
② カンニングOK!
③ 生成AIを活用することも可能!
言われてみればその通りですね。この点が、試験本番では誰の助けも受けられない「小論文」などとは大きく違います。
次に話されたのは、「志望理由書を創り上げる際のポイント」です。これも3つありました。
「例えば『600字以内』という条件の志望理由書だった際に、初めから600字で書いていてはものにならない。」
「『添削』の『削』は、最後までしない。」
「とにかく字数を増やしていき、4,000~5,000字になったものを最後に削る。」
では、どうすれば生徒たちが4,000~5,000字の「志望理由」を書けるのでしょうか?
その要諦は、
「『質問』をしながら中身を増やしていくこと」だそうです。
例えば、「将来は看護師になりたいので、○○大学に進学したい」という生徒がいたとします。
そのような生徒には、次のような質問を重ねていくということでした。
「『○○○○な看護師さんになりたい』の○○○○の部分を考えてみて。」
「何科に勤めたいの?外科?小児科?耳鼻科?眼科?」
「どんな病院に勤めたいの?大都市の大きな病院?小さな町の診療所?」
「どこにある病院?熊本?福岡?東京?」
「なぜ、この大学?」
「〇〇学科があって、○○先生から教えを受けたいから?」
「オープンキャンパスに行ってみて、何を感じた?」
「在学中に何をしたいの?」
「『海外留学?』でも、あなたがなりたいのは、『小さい町の診療所で子供に寄り添う小児科の看護師さん』だったよね?その仕事に海外留学は必要?」
という風に質問を重ねながら、本人のイメージを明確にし、「言語化」していくということでした。
講師の先生の「私塾」では、毎年9割近い総合型選抜試験での合格率があるということで、「現場で結果を出している人」ならではの「説得力」を感じました。
さらにこのあと「複数課題文型小論文」への対応のコツをご教示いただき、60分間の研修時間があっという間に過ぎていきました。
講師の先生に心から感謝するとともに、今回の学びを千原台高校の生徒たちの「進路実現」に活かしていきたいと思います!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。