どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
私にとって、校長として働き始めてからのこの7年間、夏休み中の「恒例」となっているものがあります。
それは、「教員採用試験2次対策講座」です。毎年、教師を志す若者たちの「夢の実現」に向けての後方支援をさせてもらっています。
今年もこの講座に5名の若者が参加して、昨日、本格的なスタートを切りました。
今日は、この話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
今年参加している5名の内訳は、千原台高校で現在「臨時的任用教員(以下、臨採)」として働いている人が3名。来春、大学を卒業予定で「新卒」として教員採用試験を受けている人が2名です。
「新卒」の2人は、いずれも私が熊本市の中学校で教頭をしている時の生徒です。
ここ数年、この講座に参加する人の人数は、十数名で安定していたのですが、今年は今のところ5名ということで、ここにも「教員のなり手不足」という世相を感じます。
1次試験の結果が発表された翌日の7月27日に「開講式」を行い、そこで、「2次試験に臨む際の心構え」や「小論文の書き方のコツ」、「模擬授業の作り方」などについて話をし、「今後のスケジュール」も伝えていました。
現在、熊本市教委が主催する教員採用試験2次試験の中身は、「小論文」、「面接」、「模擬授業」の3つです。
「小論文対策」については、「なるべく多くの本数を書いてみること。」、「目標は、5本以上。」、「書き終えたら、メール添付でも良いので私に提出する。提出された小論文は添削して返却する。」と伝えています。
「面接対策」としては、、毎年、「面接練習会」を設定し、参加してもらうことにしています。
その「面接練習会」を昨日(8月3日)、開催しました。
例年、面接は2種類行われます。
事前に提出した「面接カード」の内容を中心に行われる「一般面接」と、教育現場で起こる具体的な事例について問われる「事例面接」です。(「一般面接」と「事例面接」という呼称は、私が勝手につけたもので、正式名称ではありません。)
私が主催する「面接練習会」の特徴は、「私だけでなく、受講している受験者の皆さんも観ている前で面接練習を行う」という点にあります。
私が「面接官役」となり質問し、面接練習を終えたら、必ず、それを観ていた受講生の皆さんと「ディスカッション」を行います。この「ディスカッション」は、私がファシリテーター役となって進めていきます。
参観している受講生も必ず、発言を求められますので、「自分なら…」という視点をもって、受講生の面接練習を参観します。
この「ディスカッション」が、講座の「目玉」と言えるほど、受講生の皆さんにとっては、「有益なもの」だと考えています。
昨日の「ディスカッション」でも、参観していた受講生から「なるほど」と思える意見を数多く聞くことが出来ました。
さらに、昨日は、2人の教頭先生も参加してくれたので、教頭先生方からも貴重なアドバイスが送られました。
このように「切磋琢磨」して力をつけ、受講生が「全員合格」を果たしてくれることを目指して、今年も全力でサポートしていきます!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。