どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
9月16日㈯は、今年度の「高卒者就職試験スタート日」でした。この日を皮切りに各企業の「高卒者就職面接日」が設定されています。
千原台高校の生徒たちも約30名がこの試験を受けることになっています。
今日は、この話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
ここ2~3週間、校長室のドアがノックされ、生徒たちと次のような会話される日々が続いています。
「校長先生に、用があってきました。よろしいでしょうか。」
「はい。どうぞ、」
という会話のあとには、いつもこの2種類の言葉が続きます。
「面接練習のアポをいただきに来ました。今週の昼休みか放課後にお空きの時間はありますでしょうか。」
または、
「公欠願いの押印をお願いします。」
のいずれかです。
例年、この季節になると、3年生の生徒たちの校長室への来訪が「激増」します。
まずは、面接練習についてお話しします。
千原台高校では、面接指導や小論文指導に対して「チューター制」という形式をとっています。「チューター制」とは、面接・小論文指導を希望する生徒たちに対して、2~3名の教師が「チューター」となり、その「チューター」が中心になって指導を行うという制度のことです。
千原台高校では、大学進学進学を希望する生徒たちの多くが「総合型選抜」、「公募推薦」、「学校推薦」、「指定校推薦」などの形で受験するために多数の生徒たちが、面接・小論文などの試験を受けます。当然、それらの指導対象者も多数とるわけです。
その際に「指導する教員が一部に偏る」ということになる不都合を避けるために取り入れているのが「チューター制度」です。
ですから、生徒たちは、まずは「チューター」の先生方に面接指導を受け、最後に、
「校長先生、よろしくお願いします。」
ということで、私のところにアポを取りに来るというのが、通例だったのですが…。
今年は、ちょっとした「異変」が起きました。
3週間ほど前の掃除の時間が終了した時でした。
校長室の掃除に来ていた一人の男子生徒が、
「校長先生、今日の放課後って、お時間あられますか?」
「今日は、会議とか何もないから、校長室にいますよ。」
「だったら、面接練習をお願いしてもいいですか。」
「もちろんいいですよ。今年は、面接練習、君が第一号です。何人くらいの先生と練習しましたか?」
「いいえ。校長先生が一番です。」
「え~!?
これまでの私の経験では、何人かの先生方に指導を受けて、最後に私のところに来るというのが、パターンだったんだけど…。
いきなり、校長室で面接練習するのは、緊張するのでは…。」
と言うと、
「大丈夫です。
僕は、〇〇中学校の出身だから、中学時代の校長先生も南校長先生でしたから。
だから、緊張はしません。」(私は千原台高校に着任する前は、2つの中学校で校長をしていました。)
「そうですか。
では、放課後に待っていますね。」
ということで、トップバッターとして私が面接練習をすることになりました。
実際に放課後に面接練習をしてみると…。
確かに彼の言葉の通りに、緊張することなく、堂々と、自分の言葉で面接官役の私の質問に応えていきます。
「落ち着いていて、素晴らしかったですよ。
ただ、想定外の質問をされたときに、一瞬つまることがあったので、その辺の想定を広げて練習を積んでいくとさらに良くなると思います。」
ということで、異例の「トップバッター練習」は無事に終了しました。
先週末に、すでに数人の「就職試験」が行われています。今週も就職試験が続きます。
次の(後編)では、先週の金曜日に、これも「ちょっと変わった面接練習」を行ったので、その話題をお話しします。
全員が第一希望の企業に合格できるように、全力でサポートしていきます!。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。