どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
8月16日㈬に「小論文試験」、8月17日㈭~23日㈬が「模擬授業、面接1、面接2」という日程で今年度の「熊本市教員採用試験 2次試験」が行われています。
今日は、この話題についてお話しします。
よろしくお付き合いください。
先日のブログで、
「今年も教員採用試験を受験する若者たちの2次試験対策をサポートしています。」
というお話をしました。
「小論文」については、持参してもらったり、メール添付で送ってもらったりしたものを添削して返却するという形でサポートします。
面接と模擬授業については、1回目に「面接練習会」を、2回目に「模擬授業練習会」を開催して、お互いの「面接」、「模擬授業」を参観し、ディスカッションしながら技能を高めてもらいました。
2回目の「模擬授業練習会」を終えた後に参加者の方から、
「もう一度、直前に観てもらえると嬉しいです。」
という意見があり、2次試験開始直前の8月15日㈫に最後の「模擬授業・面接練習会」を行うことにしました。
当日の参加者は6名。1,2回目に参加してくれた4名に加えて、2名の新卒の若者が参加してくれました。
まずは、模擬授業です。
前回参加してくれた4名が先に行います。
4名とも、前回のディスカッションで出てきた意見をしっかりと反映して模擬授業を行ってくれて、全員が「ブラッシュアップ」した模擬授業をみせてくれました。
今回が「初参加」だった2人も、参観した人から、
「とても『新卒』とは思えないほど、落ち着いて出来てましたよね。」
と意見が出されるほどに、落ち着いていて、良い内容の模擬授業が出来ていました。
「練習会」の最後に行ったのは、「面接1」の練習です。
ここ数年、熊本市の教員採用試験の2次試験は、「初日に全員がそろって小論文試験を受ける」、「2日目以降に『試験日』を指定され、指定された日に模擬授業→面接1→面接2の順に受験する」という進め方になっています。
面接2は、事前に受験者が提出している「面接カード(エントリーシート)」の内容を中心にしておこなわれるので、受験者にとっては、比較的対策をしやすいのですが、面接1の方は、なかなか対策が難しいというのが、ここ数年の傾向です。
その理由は、面接1は、「事例面接」と言われるもので、実際に教育現場で起こる事例への対応を即座に考え対応策を説明したり、保護者役になった面接官のクレームに応えるという形のロールプレイングが行われたりするからです。
「練習会」では、私が面接官役になり、「ロールプレイング」では、かなりやっかいな人に扮して、様々な「クレーム電話」をかけました。
現場経験の少ない(「新卒」の皆さんは、ほぼ0です)参加者のみなさんにとっては、私が扮した「保護者のクレーム」に応えるのは、かなりの至難の業ということになります。
例えば、
「〇〇高校の先生ですか?
私は、毎朝、お宅の学校の前を通勤のために車で通るんだけど、高校生の自転車のマナーが悪くて、困ってるんだよね。
2列、3列に広がって自転車に乗ってくるから、危なくてしょうがないよ。
あれじゃ、いつ事故になってもおかしくない!
こっちも、加害者になりたくないからね。
いったい、お宅の学校は、どぎゃん(どんな)指導しとるとね(してるの)!」
という感じです。
参加者は、この電話に即座に対応しなければなりません。
2回目の参加になる4名の皆さんは、この「面接1」でも模擬授業と同様に、前回よりもかなりブラッシュアップした対応が出来ていました。
初参加の2人も、落ち着いた的確な対応が出来ていたのですが、やはり、自信なさげです。
けれど、面接練習後のディスカッションの中で、参加者の皆さんから様々なアドバイスをもらっていましたので、本番では、きっとそのアドバイスを活かして、ブラッシュアップした対応をしてくれると思います。
まずは、私がサポートさせていただいた6名の参加者全員が、自分の力をすべて出し切ってくれることを祈りたいと思います。
そして、結果発表がある10月には、
「合格しました!」
という嬉しい報告をしてくれると信じています!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。