どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
6月11日、熊本市のえがお健康スタジアムで行われたJ2リーグ第20節、ロアッソ熊本対清水エスパルスの一戦は、J2屈指の攻撃力を誇る清水を相手に、熊本がシュート数、コーナーキック数などで上回る試合をみせたものの、後半に1ゴールを奪われ、熊本の惜敗となりました。
今日は、この試合を振り返ります。よろしくお付き合いください。
熊本の先発メンバーは、
GK 田代
DF 阿部、黒木、大西
MF 大本、上村、竹本、平川
FW 島村、粟飯原、松岡
今節出場停止の江崎に代わって阿部が入りました。阿部は今シーズン初先発となります。
対する清水は、4-4-2の布陣。今シーズン多くの試合で使っていた4-2-3-1の布陣から組み替えて、2トップにチアゴ・サンタナとオ・セフンを起用しています。前節から4人のメンバーを入れ替えて、「新布陣」と言える先発メンバーでした。
試合は、立ち上がりこそお互いがボールを保持する「五分五分の展開」でしたが、徐々に熊本が、得意の「テンポとリズムのあるパス回し」をみせるようになり、試合の主導権を握り始めます。
前半21分には、左サイドから松岡がグラウンダーのクロスを中央へ送り、これに粟飯原が合わせますが、シュートはゴール左にそれてしまい、先制ゴールとはなりません。
このまま、前半はお互いにスコアレス。0-0で終了しました。
ハーフタイムでのメンバーチェンジはありません。
後半に入ると、清水が攻撃のギアを上げ、熊本ゴールに迫ります。
再三、サイドからの崩しをみせて決定機をつくりますが、熊本のGK田代の好セーブに防がれ、清水もなかなかゴールを奪うことが出来ません。
逆に後半30分には、熊本の島村がゴール正面からフリーでシュートを放ちますが、これもゴール左にそれて、枠をとらえることが出来ません。
お互いにゴールに迫りつつも得点を奪えないという「一進一退の攻防」が続いていた後半37分、ついに均衡を破るゴールを奪ったのは清水でした。
まずは、左サイドを崩し、クロスを供給。シュートを放ちますが、これは、熊本のGK田代が弾きます。ただ、このボールを拾ったのは清水でした。今度は、右サイドからアーリークロスを送り、ヘディングシュート。再び、GK田代が防ぎますが、キャッチすることは出来ず、このボールを拾った清水が、最後はカルリーニョ・ジュニオの冷静なシュートでゴールを奪いました。
その後、熊本も反撃を試みますが、ついに清水からゴールを奪うことは出来ずに終了のホイッスル。0-1の悔しい惜敗となりました。
私は「プレビュー」で、「熊本が勝利するためのポイント」として、「粘り強い守備」、「無失点」、「シュート精度」の3つをあげていました。
試合のほとんどの時間帯で「粘り強い守備」が出来ていたのですが、失点シーンでは、その粘りがあと一歩及ばす「無失点」を達成することが出来ませんでした。
また、シュート数では熊本21ー16清水と上回りながら、枠内シュート数では熊本5-6清水だったことから、「シュート精度」の課題はクリアできず…ということになります。
とは言え、J2で得点数、シュート数ともに1位というデータを誇る清水を相手に、内容的には上回る試合ができた選手たちには、胸を張って次の試合に向かって欲しいと思っています!
この試合の振返りは、YouTubeでもお話ししていますので、こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。