どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【ロアッソ】プレスをはがして好機をつくれ! 栃木戦プレビュー
です。
6月2日㈰に行われるJ2リーグ第18節、栃木SC対ロアッソ熊本戦のプレビューをお話しします。よろしくお付き合いください。
ロアッソ熊本の順位は、現在17位。勝ち点は「17」です。対する栃木SCの順位は19位。勝ち点は「13」。
熊本が「降格圏争い」から脱出するためには、勝利が必要となる一戦です。
いつもならば、熊本の予想メンバーから話をするのですが、今日は栃木SCの「現状」からお話しします。
栃木SCの順位と勝ち点は先ほど話した通りなのですが、「ここ11試合勝ちなし」というチーム状況であり、他の下位のクラブと同様に「監督交代」が行われています。
(ちなみに15位~20位までの6チーム中5チームがすでに「監督交代」を行っていて、この6チーム中「監督続投」は熊本のみです。)
新監督に就任したのは、小林伸二氏。小林氏は、長崎県生まれの63歳。出身高校は、島原商業高校で、高校時代の監督さんは高校サッカー界の名将、故小嶺忠敏監督です。
大学は小嶺監督の母校である大阪商業大学に進み、その後、実業団のマツダSC(現サンフレッチェ広島)でFWとして活躍されました。
現役引退後は、マツダSCのコーチを皮切りに指導者の道を歩み、Jリーグの監督としては、大分トリニータ、モンテディオ山形、徳島ヴォルティス、清水エスパルスをJ1昇格に導き「昇格請負人」と言われた「名将」です。
昨シーズンまでは、北九州で「監督券チームダイレクター」を務めており、北九時代ににもチームをJ3からJ2に昇格させています。
そんな小林監督の指導の特徴は何と言っても「熱い指導」です。
今シーズン数多くの失点を重ね、J2リーグワーストの得失点差「ー21」という栃木に最初に「熱い指導」をしている部分は、
「1stディフェンスの守備を厳しくし、2ndディフェンダーがボールを奪いに行く。」
という「守備の基本」です。
小林監督就任後の2試合をみてみると、かなりこの部分の改善がみられています。特に前節の愛媛戦では、この部分が機能していて愛媛の攻撃を無失点に抑えました。(試合結果は0-0)
栃木の注目選手は、1トップに入るFW矢野貴章と2シャドーの一角に入る南野遥海です。矢野は、元日本代表で40歳のベテラン選手であり、プレースタイルは、熊本を最後に引退した巻誠一郎選手に似ています。南野は、G大阪育成組織出身の20歳。テクニックがあり、すでに5ゴールを記録しています。
では、このような栃木に熊本が勝利するためのポイントは…、
① 勝利への執念
② プレスをはがす!
③ 好機(チャンス)を数多く創出!
の3つです。現在「11戦勝ちなし」、「監督交代」を経験した栃木の選手たちは、「この試合こそは必ず勝利する!」という強い決意でこの試合に臨むはずです。
「試合に勝つ!」という執念の部分で、相手を上回ることがまずは「勝利への第一条件」となります。
②は、相手が強化している「1stディフェンスの守備を厳しくし、2ndディフェンダーがボールを奪いに行く」という守備を、熊本が得意とするパスワークでいかにはがせるかということです。
これが出来れば、③の「数多く好機(チャンス)を創出!」につながります。
サポーターにとっても苦しい状況が続いていますが、選手・スタッフと心を一つにし、栃木戦に臨みましょう!
この試合のプレビューについては、YouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。