YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

サッカーW杯カタール大会決勝戦 「世紀の名勝負」になった理由!(前編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

11月20日に開幕し、29日間にわたって世界中の人々を熱狂させたサッカーW杯カタール大会は、「神の子メッシ」が悲願のW杯トロフィーを手にするというドラマチックな形で幕をおろしました。

勝戦は、「メッシのアルゼンチン」対「エムバぺのフランス」、「南米チャンピオン」対「前回大会優勝国」という「夢の対決」が実現。

試合の内容も「夢の対決」にふさわしい「世紀の名勝負」となりました。

今日は、この一戦を振り返り、この試合が「世紀の名勝負のなった理由」をお話しします。

その理由とは…

もちろん、プレーしたのは選手たちであり、主役として活躍したメッシとエムバぺの力があるのですが、私が「すごい」と感嘆したのは、「両監督の采配」です。

アルゼンチンのスカローニ監督は44歳。元アルゼンチン代表選手ではありますが、「世界的名選手」というほどの選手実績はありません。

対するフランスのデシャン監督は54歳。フランスが1998年のW杯で初優勝した時のMFであり、チームのキャプテン。監督としても2018年の前回大会(ロシア大会)でチームを優勝に導いた「国民的英雄」であり、選手にとっては「カリスマ」とも言える存在です。

試合の前半は2-0とアルゼンチンがリードをし、フランスを「シュート0(ジルーのヘディングシュートが1本ありましたが、オフサイドの判定で公式記録では0)」に抑える試合が出来たのは、アルゼンチンのスカローニ監督の先発起用が当たったのが理由です。

ここ数試合、コンデションを崩して先発を外れていた「メッシの盟友」ディマリア(34歳)を左のFWで先発させたのです。

右のFWにメッシ、センターFWにアルバレスを配する4-3-3の布陣を敷きました。

このために、フランスの左サイドFWデンベレインサイドハーフグリーズマン、左DFクンデが攻撃的なポジションをとることが出来ずに、前半21分、ディマリアが得意のドリブルでフランスのペナルティーエリアに進入したところをフランスのデンベレが後ろから倒してしまい、アルゼンチンにPKが与えられました。これをメッシが難なく決めて、アルゼンチンが先制点を奪います。

続く前半36分にも、マックアリスターアルバレス→メッシ→マックアリスターとすべて1タッチ、2タッチで右サイドを崩し、最後はディマリアが冷静にシュートを流し込んで2-0としました。

ここまで観ていた世界中のサッカーファンは、「このまますんなりアルゼンチンが勝利するんだなあ。」と感じていたと思います。

ところが、後半にフランスが一気に盛り返すきっかけを作ったのは、デシャン監督の「交替策」だったのです。

果たして、デシャン監督はどんな大胆な「交替策」を打ったのか?

この続きは、次のブログでお話ししますね。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。