YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

19年目のサッカースクール 今日から開講!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

サッカー解説の仕事のほかにもサッカー関連のお仕事をいくつかさせていただいているのですが、その一つが「熊本市西部・南部サッカースクール」で中学3年生の選手たちに直接サッカーの指導をするという仕事です。

このスクールを立ちあげたのが2004年ですので、今年で19年目を迎えます。

設立1年目の実施要項をみると、「目的」を次のように記しています。

  • 目的
    •  中体連などの大会を終えて活動の場がなくなった中学生を対象に、基本的な技術・戦術を身につけるための指導を受ける場を提供する。
    •  サッカーを通して、たくましく豊かな人間性を育てる。

そして、この「目的」は19年間全く変わっていません。

スクールの名称が「熊本市西部・南部」となっているのは、私がこのスクールを立ち上げる数年前から、私の高校・大学の一学年先輩で、現在、熊本県サッカー協会のチーフインストラクターをされている池田政秀さんが、熊本市東区にある熊本工業高校のグラウンドを借りて、同様のスクールをされていたために、

「東区までは通うことが難しい西区や南区在住の選手たちに活動の場を与えたい。」

というのが、設立の一つの理由となっていたからです。

設立1年目は、熊本市営飽田グラウンドで活動したのですが、2年目からは当時私が勤務していた三和中学校のグラウンドを熊本市スポーツ振興課が主催する「夜間開放」で借りられるようになり、それ以降は、ずっと三和中学校のグラウンドで、毎年9月から12月の毎週水曜日の夜に活動をしています。(現在は、三和地区の総合型スポーツクラブ。スポレクエイトのご協力を得ています。)

活動場所に由来して、前述の池田さんが主催するスクールが「熊工スクール」、私が主催するスクールが「三和スクール」と呼ばれるようになり、熊本市の中学生サッカー選手や指導者の皆さんの中で定着するようになりました。

このスクールの今年度の第1回目の活動を今日(9月14日)から始めます。

今回は、第1回ということで「保護者説明会」も行うために、千原台高校の体育館棟で行い、次回からは例年通りに三和中学校のグラウンドで行うことにしています。

「希望者は全員受け入れる」というのが、スクールのスタイルですので、参加者の人数は毎年変わります。

一昨年度は16名、昨年度は47名、今年度は今のところ20名の選手が参加してくれる予定です。(毎年、途中から参加する選手もいますので…)

平均20名程度の参加だとすると、これまでに360名程度の選手が、このスクールでプレーしたことになります。

その中には、現在、モンテディオ山形でGKとしてプレーしている藤嶋栄介選手(花陵中・フォルテ熊本出身)のようにJリーガーになった選手もいますし、教員となり指導者として活躍している人もいます。(今年は、その一人が指導スタッフに加わる予定です。)

このスクールが成立するのは、協力してくれる指導スタッフの存在があるからです。

熊本市内の中体連サッカー部の指導者を中心に昨年も10名ほどのスタッフが協力してくれました。(三和地区の総合型スポーツクラブ・スポレクエイトの指導者にもご協力を得ていますが、その件については後日、詳しくお話しします。)

ということで、今年も参加してくれる選手・スタッフに少しでも役に立ったと思ってもらえるスクールになっていくように全力で取り組みます!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

大相撲秋場所 注目の三力士そろって「黒星」 横綱にもまさかの「土」が…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日(9月12日)、二日目を迎えた大相撲秋場所ですが…

昨日のブログで、私が「注目の力士」としてあげた3人がそろって負けてしまい、さらに、「結びの一番」では…

「優勝争い」に絡むことは間違いないと書いていた横綱照ノ富士にも土がつくというまさかの展開となりました。

これでは、とても「相撲解説者」にはなれそうにありませんが、「下手の横好き」という言葉もありますので、今日のブログでは「注目の力士三人」と横綱照ノ富士の取り組みを振り返ります。

最初に土俵に上がったのは、琴ノ若。関脇・豊昇龍との一番です。

琴ノ若の祖父は元横綱琴桜。対する豊昇龍は元横綱朝青龍の甥というどちらも横綱のDNAを受け継ぐ「各界のサラブレッド」同士の一番となりました。

対戦成績は、琴ノ若の1勝5敗。しかも、現在5連敗中という琴ノ若にとっては「あいくちの悪い相手」ということになります。

この一番も、その「あいくちの悪さ」を感じる結末となりました。

初日の「力強い相撲」をみせることなく、昇龍にまわしをとられると土俵際へ追い詰められて、最後は「寄り倒し」で敗れてしまいました。

続いて登場は、小結・逸ノ城。対するは「カド番大関」の御嶽海です。

これも御嶽海に「浅いもろざし」の状態をつくられると、そのまま押し込まれ「押し出し」で敗れます。

次は大関・正代の登場です。相手は霧馬山。モンゴル出身でこちらもめきめきと力をつけている力士です。

立ち合いで当たって、やや押し込まれた正代でしたが、巧みな「いなし」をみせ、霧馬山がバランスを崩し、「勝負あった」かと思いきや、土俵を割らず体制を立て直した相手に「浅い上手」をとられ、出し投げ気味に体勢を崩されて、最後は「寄り切り」で敗れるという一番となりました。

一瞬、「勝機」がみえていただけに、正代にとっては「悔やまれる黒星」です。

そして、結びの一番。横綱照ノ富士に挑むのは翔猿。これまでの対戦成績は、照ノ富士の全勝です。

「つかまえてしまえば、照ノ富士の勝ち。」

と予想していたのですが、立ち合いで当たったあと、翔猿がうまく距離をとり、なかなか横綱につかまりません。

何回か体ごとぶつかり、横綱が体勢を崩したすきに一気に中に入り「寄り切り」。

翔猿にとっては、「初金星」となりました。

取組後、照ノ富士が膝を気にしており、「古傷」を再び痛めてなければ良いのですが…

このように、4人そろって二日目に「黒星」となり、1勝1敗となりましたが、まだ二日目。相撲は15日間ありますので、気を取り直して、今日以降の取り組みに臨んでほしいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

大相撲秋場所 私の注目力士、三人!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日、9月12日㈰、大相撲秋場所が初日を迎えました。

開催地は、東京両国国技館。久しぶりの「入場者制限なし」での開催です。

サッカー解説の仕事をしているわけですから、一番興味を持って観るスポーツはサッカーですが、その次に大好きなのが大相撲観戦です。

これから15日間、どんな取り組みがみられるのか、ワクワクが止まりません!

そこで、今日のブログでは「私の注目力士、三人!」というタイトルで、注目力士についてお話しするとともに、優勝争いを予想します。

よろしくお付き合いください。

まず、一人目の「注目力士」は、もちろん大関・正代です。

正代は熊本県宇土市の出身。さらに、正代のお母様は、千原台高校の卒業生です。

優勝を決めた2年前の秋場所・千秋楽の翔猿との一番は、リビングのテレビの前に正座して応援しました。

この優勝とともに、大関に昇進。その後も大活躍を期待したのですが…

ケガをしたこともあり、たびたび「カド番」経験。「もうだめか…」と思える勝ち星から巻き返しての「カド番脱出」を繰り返してきました。

先場所も序盤を1勝4敗という絶望的な成績で終えますが、その後、奇跡的な巻き返しをみせ、14日目には優勝を争っていた横綱照ノ富士にも土をつける復調ぶり。

昨日の初日も、その勢いのままに翔猿を危なげなく「寄り切り」で破り、久しぶりの「白星発進」。

2年前に優勝した「秋場所」ということで、久しぶりの「大活躍」。そして、大関となって初の「優勝」を期待したいところです。

余談ですが、8月に東京に出張した時に泊まった両国のホテルで、「正代の手形入りサイン色紙」を購入。今、私の目の前に飾られています。この色紙の価値が上がっていくような活躍を期待しています。

二人目は、先場所初優勝を飾った小結・逸ノ城です。

200kg超えの体格を武器に、初めて上位に上がった時には、「このまま、大関昇進間違いなし!」と期待されたのですが、その後、ケガの影響もあり「低迷期」が続きました。

そして、ケガや体調不良を乗り越えて、先場所「初優勝」。

モンゴルから同じ飛行機で来日したという横綱照ノ富士同様に、さらに上に駆け上がって欲しいところです。

初日の大関貴景勝との一番では、押し相撲の大関を全く寄せ付けず、「盤石の相撲」で寄り切りました。

「自信をつけて、一皮むけた」という感じの逸ノ城は、今場所も間違いなく優勝候補の一人です。

そして、三人目にあげたいのは、東前頭2枚目・琴ノ若です。

父は佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)、母方の祖父は元横綱琴桜という各界のサラブレッド。期待の若手力士です。

天性の「柔軟さ」に、「力強さ」も加わり、めきめきと「地力」をつけてきていると感じます。

先場所も次々と上位陣をくだし、7勝3敗というところで「コロナ休場」となってしまい、優勝争いのチャンスを逃がしましたが、今場所は優勝争いに絡んでくる力を持っています。

以上三人の注目力士をあげましたが、「優勝争い」という意味では横綱照ノ富士の存在は絶対に欠かせません。

さて、私の予想通りの秋場所となるのか…

これからの2週間が楽しみです!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

ロアッソ、長崎に快勝 4位に浮上!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日、9月10日㈯に行われたJ2リーグ第35節・ロアッソ熊本対ヴィファーレン長崎の一戦は、エースFW高橋を欠きながらも攻撃陣が奮起した熊本が、長崎から3ゴールを奪い、3-1で完勝!

プレーオフの1回戦をホームで戦える4位に浮上しました!

今日は、この一戦を振り返ります。

熊本の先発は、

GK 佐藤

DF 黒木、菅田、イヨハ

MF 三島、河原、上村

FW 杉山、竹本、平川、坂本

体調不良でベンチからも外れた高橋のポジションには竹本が入り、いつもの竹本のポジションに移籍後初先発となる平川が入りました。

対する長崎は、4-2-3-1の布陣。今季途中就任のファビオ・カリーレ監督は「ボールを地面につけてサッカーをしたい」と語っており、「ポゼッションサッカー」を志向しています。

また、長崎と熊本の勝ち点差は3。

熊本にとっては、万が一この試合に負けると勝ち点で長崎に追いつかれてしまうという大一番です。

試合は立ち上がりから熊本のペースで進みます。

トライアングル(三角形)を作り、得意の「テンポとリズム」でボールをつなぎながら、チャンスを作る熊本のサッカーを立ち上がりからみせてくれました。

そんな前半12分、熊本の先制ゴールが産まれます。右サイドのFW杉山が送ったクロスをFW竹本が中央で見事に合わせてボレーシュート!長崎のゴールに突き刺さりました。

このあとも、熊本ペースで試合は進むのですが…

前半37分、長崎のカウンター攻撃に失点。一瞬のスキを突かれて同点となりました。

前半はこのまま1-1で終了。

ハーフタイムのメンバーチェンジはなし。スコアは同点とは言え、十分に満足のいく内容のゲームをしている証です。

後半も冷静に自分たちのサッカーを貫く熊本に、待望の勝ち越しゴールが産まれたのは、後半11分でした。

右からのコーナーキックを河原が蹴り、イヨハがヘディングシュート。これは、相手DFにクリアされますが、そこに待っていたのは、移籍後初先発の平川。こぼれ球を冷静にシュートし、勝ち越しのゴールを奪いました!

さらに後半23分には、平川のパスで抜け出した坂本がダメ押しの3点目。

プレーオフ圏内を争うライバル長崎に3-1の完勝です!

これで、順位は4位。残り試合は7試合です。

この順位以上に嬉しいのは、「ロアッソ熊本は、地力をつけている」ということが実感できる試合をしてくれたことです。

残り7戦を全勝し、自動昇格の2位以内まで順位を伸ばすつもりで、1試合、1試合、全力で戦っていきましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

ワクワクが止まりません!~未来の観光人材育成事業より~

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

「これ、いいっすね。『きょうイチ!』だなー。」

生徒たちが、「千原台高校の放課後」というテーマで撮影してきた映像を観ての講師の先生のコメントです。

今、千原台高校では「阿蘇方面に中高生が旅行したくなる観光コースをつくろう!」というテーマの「探究活動」に取り組んでいます。

ただ、これは授業としてではなく、希望者による「プロジェクト活動」として実施しており、毎週金曜日の放課後、午後4時から1時間程度活動をしています。

昨日、9月9日㈮にその2回目の活動を行いました。

今日のブログでは、その活動の様子をお話しします。

1回目の活動ででは、今回の「探究活動」の目的を理解し、それぞれが考えてきていた「旅行プラン」を参考にしながら、「旅行の魅力とは何か?」について、ブレーンストーミングを行いました。

その後、活動の全体計画を話し合い、最終的には「阿蘇の魅力を紹介する映像をつくり、アピールする」という「ゴール」を設定。そのための「フィールドワーク」を9月17日㈯に阿蘇方面で行うことを決めました。

その際に、のちのち「映像づくり」をするための「素材(写真や短い映像)」を撮影してくることになります。

そこで、昨日の第2回の活動では、千原台高校の卒業生で、プロの「映像クリエイター」として活躍している(株)Nate代表取締役・瀬戸口海晟(せとぐち かいせい)さんを講師に迎えて「映像づくりのポイント」について学びました。

瀬戸口さんは、現在23歳。千原台高校を卒業後、一度企業に就職するのですが、映像づくりの魅力を知り、その後、独学で映像について学び、起業して、現在は各業種の「CM映像」などを手掛けるプロの「映像クリエイター」であり、若き「起業家」でもあります。

まず、瀬戸口さんが製作された「映像」をみせてもらい、「どんなところにポイントをおいて、映像づくりをしているのか」を解説してもらいました。

次に、「実際にみんなで映像を撮って来ましょう!」ということで、テーマを考えました。

時刻は午後の4時半。それならば「千原台高校の放課後」というテーマがいいね。ということになり、さっそく、生徒たちは校内に散らばり、それぞれのセンスで動画撮影をし、再集合。

その映像をチェックしながら、瀬戸口さんが口にしたのが、冒頭の言葉です。

具体的には、

「空が上の半分を占めてますよね。それにより、映像に『解放感』が産まれてるよね。」

と解説してくれました。

映像をほめられた生徒はもちろんのこと、他の生徒たち、そして、活動に参加している先生方の顔もみんな輝いています。

今回の「探究活動」は、観光庁が主催し、(株)日本旅行が主管して実施している「未来の観光人材育成事業」として取り組んでいます。

今後、この「探究活動」がどのように進んでいくのかを考えると、ワクワクが止まりません!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

世界中に衝撃のニュース 英国・エリザベス女王死去の報

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今朝、世界中を揺るがすニュースが伝えられました。

「英国・エリザベス女王死去 96歳」

というニュースです。

エリザベス女王は、イギリスの君主として歴代最長となる70年にわたり在位していました。

イギリスでは、今年6月には、在位70周年のお祝い「プラチナ・ジュビリー」が盛大に行われ、つい先日は、静養先であるスコットランのパルモレラル城に新首相となったトラス氏を迎え、笑顔で握手をする写真を見たばかりでした。

エリザベス女王が君主となったのは、今から70年前、25歳の時です。

それ以来、70年の長きにわたり「大英帝国の統合を象徴する存在」として、大きな役割を果たしてきました。

イギリスという国は、イングランドスコットランドウェールズ北アイルランドという4つの地域が統合されて成り立っている国であり、そのそれぞれに「アイデンティティ」があります。

それを象徴しているのが、「FIFA(世界サッカー連盟)への登録」です。

イギリス以外の国は、すべての国が「1国1代表チーム」の登録しか出来ませんが、イギリスだけは、イングランドスコットランドウェールズ北アイルランドの4つのチームが「代表チーム(ナショナルチーム)」として登録されています。

そのような国の「統合の象徴」となっているのが、「イギリス王室」であり、「エリザベス女王の存在」でした。

在任中には、「チャールズ皇太子の元妻・ダイアナ氏の突然の死去」、「ヘンリー王子の王室からの離脱」など様々な「王室スキャンダル」にも見舞われましたが、それでも国民から愛され続けたエリザベス女王であり、エリザベス女王の存在があってこその「英国王室」であると感じていました。

ロンドンオリンピックの開会式では、映画「007シリーズ」の主演俳優であるダニエル・クレイグ氏と共演するなど「開かれた王室」を実践してきたのもエリザベス女王でした。

もちろん、お会いしたことはありませんが、長きにわたるご功績に最大の敬意を表すとともに、心より哀悼の意を捧げます。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

 

バックミラーに映る「風景」から未来を予想する(池上彰氏の著書より)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のブログのタイトル『バックミラーに映る「風景」から未来を予想する』という言葉は、最近読んだ池上彰氏の著書「世界から戦争がなくならない本当の理由」(祥伝社新書)の一節です。

今日のブログでは、この本から学んだことをお話しします。

本書の「帯」の前面には、次のような文が記されています。

「戦後74年ーなぜ『過ち』を繰り返すのか」

「答えは歴史が教えてくれます。」

そして、「帯」の裏面には、

日本と世界の「戦後」を知る

〇”押しつけ憲法”と改憲集団的自衛権

〇取り残された沖縄ー県民反対でも続く埋め立て工事

〇なぜ、中国、韓国は「反日」をやめられないのか

〇日本は戦争の「負け方」からも学べていない

ベトナム戦争アメリカが泥沼に落ちた理由

アメリカが育てたテロリストが9.11を起こす皮肉

〇東西冷戦下の1962年、核戦争の危機があった

〇東西のプロパガンダ:報道は真実を伝えているか

〇ヨーロッパに潜む「新冷戦」

〇2019年、米大使館のエルサレム移転が波紋に

〇日本人が知らないアフリカ、アジアでの代理戦争

〇「バックミラーに見える歴史」から学ぶこと

(本書の内容より)

という文が書かれています。

これを読めば、本書の内容がだいたい把握できますね。

この本では、「第一次世界大戦」、「第二次世界大戦」、そして「戦後に起きてた様々な戦争・紛争」について振返り、「戦争をなくすために大切なことは何か?」ということについて論じてあります。

この本が出版されたのは2019年の8月ですので、現在起きている「ロシアとウクライナの戦争」については触れられていませんが、前述の「〇ヨーロッパに潜む『新冷戦』」に書かれていることは、現在起きていることを予見するような内容になっています。

そんな本書の中で、私が一番の教訓としたいと感じたのが、タイトルに

『バックミラーに映る「風景」から未来を予想する』

という言葉でした。

人間は未来の「風景」を見ることは出来ません。見ることが出来るのは過去の「風景」のみです。「過去」の風景を見る道具を「バックミラー」に例えて、著者は次のように述べています。

「未来に何が起きるかは、常に不透明です。平和な世界を築くためには、バックミラーをよく磨き上げて、そこに映る過去を冷静かつ謙虚に見直し、明確で具体的な教訓を得なければなりません。」(本書p251より引用)

私もその通りだと思います。

これは、学校経営にも活かせる考え方です。

過去に起きたことをしっかりと振返り、冷静かつ謙虚に受け止めて、今後の学校経営の教訓としていきたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。