YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

日本パラスポーツ界の先駆者・国枝、王者奪還!そこから学ぶ「変化」と「挑戦」の大切さ

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、昨日の東京パラリンピックでも、女子バドミントンで里見選手が「金」、鈴木選手が「銀」。ボッチャでは、ペアで「銀」、チームで「銅」と数多くの日本人メダリストが誕生しました。

その中でも最も私の心が大きく揺さぶられたのは、男子車いすテニスで2大会ぶりの金メダルに輝いた国枝慎吾選手のプレーでした。

国枝選手は、皆さんもご存じの通り、北京、ロンドンのパラリンピックで金メダルを獲得し、ウインブルドン車いすテニスの部でも優勝するなどしてきた日本パラスポーツ界の「スーパースター」であり、プロのパラスポーツ選手として活動する「先駆者」でもあります。

また、彼の歩んできた人生については、中学生の道徳の教科書にも取り上げられています。

そんな彼にも「挫折の時」がありました。

右ひじの手術を経て出場したリオパラリンピック。準決勝で敗れ、銅メダルに終わりました。

その後も思うようなプレーが出来ない日々が続き、

「何度も引退を考えた」

と言います。

その「引退危機」を乗り越えての3度目のパラリンピック金メダル獲得。

そこにたどり着くために、彼は「変化」を求め、「挑戦」をし続けました。

2018年には、長年一緒に歩んできたコーチと離れ、元プロテニスプレーヤーである健常者のコーチを迎えます。

また、毎日グリップの握りを0.1ミリ単位で微調整し半年かけて理想の球筋に近づけたそうです。車いすの高さも微調整を続け、6ミリ変えたと聞きます。

今回の東京オリンピックパラリンピックで数多くの種目を観戦する中で実感したことがあります。

それは、「世界ランク1位」「優勝候補筆頭」「金メダル間違いなし!」などと言われている中で、本当に金メダルを獲得するというのがいかに難しいかです。

東京オリンピックでそれを乗り越える「強さ」をみせてくれたのは、男子柔道83㎏級で2大会連続の金メダルと獲得した大野翔平選手でした。

彼もまた、リオオリンピック後に、自ら「変化」を求め、1年間柔道から離れて大学院で「柔道の歴史」を研究しました。そして、練習復帰後には「自分より体重の重い選手と練習する」ということを通して「過去の自分を超える挑戦」を続けました。

彼らにとって、最も大切なことは「過去の自分を超えていく」ということだったのだと思います。

私たちが「金メダリスト」になることは難しいですが、「過去の自分を超えていく」ために「変化」を求め、「挑戦」し続けることは出来ると思いますし、それが、「自己成長」につながり、人生を充実させていくのではないでしょうか。

私自身も「56歳伸び盛り!」をモットーに、まだまだ「変化」を求め、「挑戦」を続けていきたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日は、パラリンピックでは、男子車いすバスケットボールの決勝戦・日本対米国戦。熊本のえがお健康スタジアムでは、J3リーグロアッソ熊本今治FC戦があります。

今日もスポーツから多くを学べる一日になりそうです。

皆さんも素敵な日曜日をお過ごしください。