どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「県公立高校後期選抜 全日制 平均0.95倍
県公立各高校は7日、2023年度入試の後期(一般)選抜の願書受付を締め切った。全日制の平均志願倍率は0,95倍で、前年度の0.90倍から上昇した。~中略~
学校別倍率は千原台が1,77倍で最も高く、第一が1,74倍、熊本商が1,67で続いた。~後略~」(2月8日発行、熊本日日新聞4面より抜粋引用)
今日(2月8日)発行の熊本日日新聞4面(社会面)で報じられた記事です。
ここに報じられた通り、熊本県公立高校後期(一般)選抜の学校別倍率で、なんと千原台高校が1位に輝きました!
千原台高校の情報ビジネス探究科では48名の定員に対して91名の出願者がとなり、倍率1,90倍。健康スポーツ探究科で12名の定員に対して15名の出願があり、倍率1,25倍。学校全体の平均倍率が1,77倍です。
この結果については、昨日の時点で入試業務の主査である教務部長から報告を受けており、
「これで、今年の入試では、6年ぶりに2次募集を回避出来た。」
とほっと胸をなでおろしていたのですが…
まさか、この結果が熊本県公立高校の学校別でトップになる数字だとは夢にも思っていませんでした。
昨夜、古くからのサッカー仲間で現在は中学校の教頭をしている知人から、
「千原台高校、倍率すごいですね!」
とLINEをもらったのですが、私はてっきり1倍を超えて、2次募集を回避したことを言っているのだと思い、
「ありがとうございます。
6年ぶりに2次募集なしです!」
と返信していて、今朝、
「どれどれ、他校の倍率はどうなっているかなあ。」
と熊本日日新聞を開いてみたところ、先ほどの記事が目に入り、私自身もビックリ仰天!というのが、正直な感想です。
3年前に千原台高校に校長として着任したとき、私が自分自身に課した目標の一つにこの「倍率」がありました。
それまで3年連続でいずれかの学科で、募集定員に達することがなく、私が着任する前年は、ついに学校全体でも1倍を切っていたのです。
そこで、私は、
「1年目の入試で全体倍率1倍以上。3年以内にすべての学科で1倍以上。5年後には全体倍率を2倍以上の公立ナンバーワン人気校にする。」
という目標を設定していました。
ただ、このことは、当時一緒に赴任した教頭にしか話していませんでした。
なぜなら、
「教育の世界で、先生方に数字を求めることにはあまりプラスがない。私が示すべきはは数字ではなく、ビジョンである。」
という信念があったからです。
ただ、自分の中では「目標」を持つべきだと考え、「目標」としてきた「数字」でした。
これが達成されただけでなく、「県内トップ」という「おまけ」までついてきたことは、本当にこの上ない喜びです。
私の示した「ビジョン」を信じて、ここまで千原台高校の生徒たちを指導してくれた本校の先生方をはじめとする千原台高校に関わるすべての方々に心より感謝します!
きょうも最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。