どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「受験生 ようやく解放感 県公立高後期選抜が終了
2023年度県公立高入試の後期(一般)選抜は22日、社会と数学の試験があり、2日間の日程を終えた。合格発表は3月6日。~中略~
熊本市西区の千原台高では、2学科合計60人の募集に対し105人が受験した。午後0時10分に数学の試験終了のチャイムが鳴ると、情報ビジネス探究科の受験生たちが緊張が解けた様子で会場を後にした。熊本市立中の男子生徒は『解放感と合格するかどうかという心配の気持ちがある。今日はゆっくり休んで、残りの中学校生活を楽しみたい』と晴れやかなな表情だった。~後略~」(2月23日発行・熊本日日新聞4面より引用)
ここで報じられたように、昨日(2月22日)、私が校長を務める千原台高校でも、県公立高入試の後期(一般)選抜2日目が無事に終了しました。
今日のブログでは、こんな「入試の一日」を校長はどう過ごしているのか?
昨日のブログの続きをお話しします。
昨日のブログでは、
9:20 点呼
の際に、「辞退届」を出したはずの受検番号の席に生徒が座っていて大慌て。という話までしました。
この件は、中学校から出された「辞退届」の受検番号が誤っていたことが判明し、無事に解決。事なきを得ました。
9:40 問題受領
本部の図書室に「1時限目・国語」の試験監督を務める先生方が集合し、入試問題を受領をします。入試の監督は1会場につき2人ずつ配置されています。
2人で、まずは、入試問題の部数を確認してもらいます。
ちなみに、入試問題は「辞退届」を直前に提出した受検生の机上にも配布することになっています。その受験生の入試問題には、試験監督が受験番号の欄に赤字で番号を記入し、斜線を引いて辞退と朱書しておき、最後に出席者の回答ともに回収します。
主査の教務部長から「注意事項」の確認がされました。「注意事項」の中で最も大切なことは「決められた時間を守る」ということです。「試験開始」の5分前に「問題配布のための予冷」が鳴ります。このタイミングで誤って試験を開始しないことをしっかりと確認しました。
最後に私から、
「1時間目のテストです。生徒たちも先生方も緊張感があると思いますが、よろしくお願いします。」
と一言だけお願いして、受験会場に向かってもらいました。
9:50 監督者試験会場に入室
この時間もきちんと守るように指示されています。なぜなら、早く入場してしまうと、すぐに「注意事項の読み上げ」「写真票による本人確認」などを始めてしまい、「予鈴で試験を開始してしまう」というミスにつながるリスクが生まれるからです。
ただ、この「9時50分」にはチャイムは鳴りませんので、ここで、職員朝会の時に行なった「時計合わせ」が力を発揮します。試験監督の先生方は、自分の腕時計の針が9時50分を指したのと同時に入室して行きました。(ちなみに、入試の際には各教室の掛け時計には、はり紙をして時計を隠してあります)
その後、「注意事項」、「写真票による本人確認」を終えて、9時55分のチャイムと同時に「入試問題配布」。
10時のチャイムを合図に、受検生たちは一斉に問題を解き始めました。
私は、この様子を廊下で見届けてから、本部に戻ります。
これと同じ光景が1日目に3回(国語、理科、英語)、2日目に2回(社会、数学)の5回繰り返されて、無事に後期(一般)選抜の「学科試験」が終了。
「健康スポーツ探究科」を志望する受検生は、2日目の午後に「実技」の試験があるのですが、これも無事に終わり、昨日(2月22日)の午後3時には、無事にずべての試験が終了しました。
最後まで「入試」という「15歳の春の最大ミッション」に挑んでくれた受験生たち、最大の「緊張感」を持って入試の運営にあたってくれた千原台高校の全職員に、
「お疲れさまでした。」
と心からの労いの言葉を送ります。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。