どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
全国高校総体(インターハイ)の自転車男子400m団体追い抜き決勝は8日、函館競輪場で行われ、県勢の千原台が4分29秒300で初優勝した。この種目での県勢優勝は初めて。
千原台は7日の予選1位で決勝に進み、同2位の静岡北と対戦。植元健新、奥村圭志、遠山愛磨、中島拓海で臨み、スタート直後からリードを奪い、中盤で大差をつけて追い上げを許さなかった。」(2023,8,9発行・熊本日日新聞1面から引用)
皆さんやりました!
千原台高校自転車競技部の3年生、植元健新、奥村圭志、遠山愛磨、中島拓海の4人がついに、念願の「日本一」に輝きました!
今日は、最高に嬉しいこの話題をお届けします。よろしくお付き合いください。
地元紙・熊本日日新聞の1面で報じられた通り、昨日(8月8日)行われた4000m団体追い抜きの決勝戦で、予選2位で勝ち進んできた静岡北に大差の勝利を飾り、見事に優勝。「日本一」に輝きました!
この優勝は、創部25年目を迎え、23年間連続で全国高校総体に出場してきた千原台高校自転車競技部にとっても、「団体種目での初優勝」という快挙です。
この4人のメンバーを中心に今年のチームは、本当によくまとまった最高のチームです。
予選を1位で終えた8月7日には、引率している顧問の先生と以下のようなメールのやりとりをしていました。
「チームパシュート(団体追い抜き)、1位での予選通過、おめでとうございます。
明日の決勝でも力を発揮して日本一になりましょう!」
「ありがとうございます。
明日は、必ず日本一になって良い結果を報告いたします。
こちらに来る前からとてもチームの雰囲気が良いので、安心してレースに送り出しています。」
このやり取りからもわかる通りに、本当に「最高の仲間」として大会に臨んでくれて、公約通りに「日本一」を達成。
選手たち、そして、ここまで指導してくれた指導者の皆さんに心からの拍手を送ります。
この「日本一」までの道のりには、いくつかの大きなハードルがありました。
一つ目は、「熊本地震の影響により熊本市営水前寺競輪場のバンクがいまだに使えない」という点です。
そして、二つ目は「ロード練習の条件厳格化によるロード練習機会の減少」です。
このブログを以前からご愛読いただいている方はご存じの通り、2021年5月に起きたロード練習中の事故を受けて「再発防止策」を講じ、「ロード練習条件の厳格化」を図り、現在、その条件のもとで練習に取り組んでくれています。
この二つの理由により、選手たちの練習場所は、ほとんどが「校内」となってしまっているのです。
体育館の1階や部室内に設置したマシンの上でひたすら自転車をこぎ続けたり、校地内を周回するというのが、日頃の練習メニューとなっています。
そんな厳しい条件の中で、彼らを「日本一」に導いてくれたのは、着任2年目の若手教師でした。
創部以来24年間にわたって指導してきた前監督が、昨年度末をもって教職を離れたのを機に、この4月から監督となり、ここまでチームを育てくれました。
自分の時間の多くを自転車部のために割いて、チームをここまで育ててくれた献身的な姿勢に心から感謝しています。
今日も、スクラッチレース、4km速度競争、ポイントレースの3種目で決勝レースに臨む選手たちに、引き続きのご声援をお願いします。
なお、大会前に選手たちにインタビューをした映像をYouTubeで公開しているので、こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。