YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

千原台自転車競技部 全国の舞台で大活躍! ~種目別で金2つ、銅1つ、学校対抗でも銅~(後編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

千原台自転車競技部 全国の舞台で大活躍! ~種目別で金2つ、銅1つ、学校対抗でも銅~(後編)

です。

昨日の前編では、「個人種目別競技」の「ポイントレース」で奥村圭志選手が3位に入賞したレースと「4000m速度競争」で遠山愛磨選手が5位に入賞したレースの様子をお話ししました。

今日の(後編)では、「スクラッチ」という種目についてお話します。よろしくお付き合いください。

「スクラッチ」とは、1周400mのバンクを20週。8000mを走って順位を決する種目で、「4000m速度競争」にあった「先頭責任」というルールはありません。

この種目に千原台高校から出場するのは、チームのキャプテンでもある植本健新選手です。

植本選手は、前日の「4000m団体追い抜き(チームパシュート)」で、すでに金メダルを獲得しており、2種目制覇を狙っての出走です。

このレースには、全国の予選を勝ち抜いた21名の選手が出場しています。

バンクで行う「トラック種目」の中では「最長」の距離で争う「スクラッチ」は、集団を形成しながらレースが進んでいきます。

その中で、時おり数名の選手が飛び出して「先頭集団」を作るのですが、再び「大集団」に吸収されるという展開が続きました。

植本選手もレースの中盤で数回「4人の先頭集団」、「3人の先頭集団」の一員として、「大集団」を抜け出すのですが、再び「大集団」に吸収されるという展開のままで、いよいよレースは終盤戦に差し掛かり…、

残り3周というタイミングでした。

植本選手が猛然とペダルを漕ぎ、大集団を抜け出しました!

2人の選手がそれに続きますが、後続の2人との差は、みるみるうちに離れていきます。

ラスト1週に入ると、後続の選手と半周ほどの差をつけて、見事に1位でゴールしました!

まさに、「会心のレース展開」での日本一です!

前日の「4000m団体追い抜き(チームパシュート)」で優勝した時には、喜びの涙を流したキャプテン植本選手でした。

しかし、このレース後は満面の笑み。堂々と表彰台の真ん中に立ちました。

そして、すべてのレースの順位を得点化して争う「学校対抗の部」でも見事に3位入賞という快挙も成し遂げてくれました。

キャプテンとして、就任2年目、25歳の青年監督である満田監督とともに、2人3脚でチームを引っ張り、昨年の練習中の事故以来、厳しくなった「ロード練習の条件」のために、ひたすら室内での「マシン練習」に汗を流してきた先に得たこの栄光に最大の敬意を表すとともに、心からの拍手を送ります。

キャプテンとしてチームを引っ張り2冠に輝いた植本選手(左)と満田監督

この経験は、必ずや彼らの人生の大きな財産になっていくと信じています。

彼らが熊本に帰ってきて、YouTubeインタビューできる日が楽しみです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。