YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

Jリーガーたちの指導実践 ~C級コーチライセンス Jリーガーコース~

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日のブログでは、「熊本県サッカー協会 A級・B級トライアル」の指導実践についてお話ししました。

今日は、先日のブログでもお話ししたように今、熊本県で行われている「C級コーチライセンス Jリーガーコース」の指導実践についてお話しします。よろしくお付き合いください。

サッカー指導者のライセンスコースのメニューの中で、参加者にとっての一番の「難関」となるのが、この「指導実践」です。

コーチ役の参加者が、選手たちを実際に指導し、講師を務めるチューターがそれを採点します。

この点数が、合格点に満たない場合は「追試」を受けなければなりません。

「追試」を受ける人の割合が決まっているわけではありませんが、やはり、その基準は上級のライセンスになればなるほど厳しくなり、私がA級を受講した時には、参加者の約3割、3人に1人が「追試」を受けました。

ですから、ライセンスコースを受講している参加者の皆さんは、たいへんな緊張感の中で、指導実践に臨むことになります。

それは、これまでに数多くの緊張感を感じる場面でサッカーをしてきた現役Jリーガーの皆さんも同じです。

私自身も、毎年行われる「47FA(47都道府県サッカー協会)チューター研修会」では、日本サッカー協会のチューターのもとで指導実践を行っており、何十年経験しても毎回緊張します。

現在のC級では、次のような形で指導実践を行います。

・3~4人でグループを組む。

・グループで「ウォーミングアップ」「トレーニング1」「トレーニング2」「ゲーム」のコーチングをする。

・トレーニングごとに「監督役」「アシスタントコーチ役」を決めて、ローテーションする。

・そのトレーニングで「監督役」を務める人が、「採点対象」となる。

今回、最初に指導実践を行ったのは、澤田崇さん(ヴィファーレン長崎)、有田祐典さん(ロアッソ熊本アカデミーコーチ)、遠藤保仁さん(ジュビロ磐田)の3人組でした。

澤田さんが、「ウォーミングアップ」と「トレーニング1」を、有田さんが「トレーニング2」を、遠藤さんが「ゲーム」を担当します。

私も様々な状況で指導実践を経験して来ましたが、この「トップバッター」という順番は特に緊張するものです。

澤田さんも、当然かなりの緊張状態で指導実践に臨みました。

指導実践を終えると、その緊張状態から解放され、まわりの参加者から、

「魂が抜けてるよー。」

と冷やかされていました。(笑)

私はそんな澤田さんに、

「お疲れさまでした。緊張しましたよね。緊張するのは当たり前だと思いますよ。

 私も、何十回やっても緊張しますもん。」

と話しかけ、自分がA級を受講した時に、指導実践の途中に当時の講師の方から、

「ちょっと待って。

 俺が代わりにやるから、お前は見てろ。」

と言われて、「途中介入」されたという失敗談を話しました。

数多の経験を積んできた現役Jリーガーの皆さんが、真摯な姿勢で、緊張感を持って、指導実践に臨んでいる姿を目にし、

「自分ももっと、もっとサッカーを学び続けなければ!」

という決意をあらたにしました。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。