どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のブログのタイトルは、
チューターに求められる力 それは「ファシリテーション力」!(中編)
昨日の話題の続きです。
2月11日(土)~12日(日)に熊本県の宇城アカデミーで行われた日本サッカー協会が主催する「47FAチューター研修会」で学んだことをお話ししています。
昨日のブログでは、「チューターに求められる能力」として7つの「力」を紹介しました。「指導力」「ファシリテーション力」「コミュニケーション力」「マネジメント力」「状況判断・適応力」「安全確保力」「公正・公平・モラル」の7つです。
その中で、今回の研修会で高めたい「力」の筆頭だったのが、「ファシリテーション力」でした。
「ファシリテーション(facilitation)とは、一言で言うと『会議やミーティングを円滑に進める技法』のことです。
具体的には、参加メンバーの発言を促しながら、多様な意見を瞬時に理解・整理していき、重要なポイントを引き出しつつ、議論を広げ、最後は議論を収束させ合意形成をサポートする、こういった一連の行動を差します。」(WEBサイト:GLOBIS CARREER NOTEより引用)
以前のブログで、「良い教師の条件」の一つとして「ファシリテーション力」を挙げたときには、子どもたちとの授業で「主体的で対話的な深い学び(アクティブラーニング)」をしていくために必要な力として紹介しました。
サッカーの指導者講習会で、おもに「ファシリテーション力」を発揮すべき場面は、参加者が「指導実践」を行ったあとの「ディスカッション」の時です。
「指導実践」とは、参加者がコーチとなり、テーマを決めて選手のトレーニングを指導します。指導時間はその講習会によりますが、だいたい8分から15分程度です。その後に8分から15分程度の「ディスカッション」を行います。
チューターは、そのトレーニングの様子を参加者と一緒に観て、「指導実践」後の「ディスカッション」でファシリテーターとなります。
先ほど話した「ファシリテーション力の定義」からもわかるように、ディスカッションの中でファシリテーターがすべきことは三つあります。
一つ目は、「発言を促しながら、重要なポイントを引き出す」。二つ目は、「議論を広げる」。三つ目は、「議論を収束させ合意形成をサポートする」です。
つまり、「指導実践」を観て参加者が気づいたこと、考えたこと、感じたことを引き出しつつ、重要なポイントについての議論に導き、最後は全員が、中でも特に「指導実践」を行った参加者が「スッキリ!」という状態にし、「また、指導をしてみたい!」という気持ちになるようにすることが求められます。
私は今回の研修の中で、この役割を果たすために、ファシリテーターに求められる要素は三つあると感じました。
① 聞き方のテクニック
② 「GRIP」を原則とした進行力
③ ポイントを見極める分析力
です。
この中身とは…
この続きは、明日の(後編)でお話ししますね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。