YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

チューターに求められる力 それは「ファシリテーション力」!(中編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のブログのタイトルは、

チューターに求められる力 それは「ファシリテーション力」!(中編)

昨日の話題の続きです。

2月11日(土)~12日(日)に熊本県の宇城アカデミーで行われた日本サッカー協会が主催する「47FAチューター研修会」で学んだことをお話ししています。

昨日のブログでは、「チューターに求められる能力」として7つの「力」を紹介しました。「指導力」「ファシリテーション力」「コミュニケーション力」「マネジメント力」「状況判断・適応力」「安全確保力」「公正・公平・モラル」の7つです。

その中で、今回の研修会で高めたい「力」の筆頭だったのが、「ファシリテーション力」でした。

ファシリテーション(facilitation)とは、一言で言うと『会議やミーティングを円滑に進める技法』のことです。

 具体的には、参加メンバーの発言を促しながら、多様な意見を瞬時に理解・整理していき、重要なポイントを引き出しつつ、議論を広げ、最後は議論を収束させ合意形成をサポートする、こういった一連の行動を差します。」(WEBサイト:GLOBIS CARREER NOTEより引用)

以前のブログで、「良い教師の条件」の一つとして「ファシリテーション力」を挙げたときには、子どもたちとの授業で「主体的で対話的な深い学び(アクティブラーニング)」をしていくために必要な力として紹介しました。

サッカーの指導者講習会で、おもに「ファシリテーション力」を発揮すべき場面は、参加者が「指導実践」を行ったあとの「ディスカッション」の時です。

「指導実践」とは、参加者がコーチとなり、テーマを決めて選手のトレーニングを指導します。指導時間はその講習会によりますが、だいたい8分から15分程度です。その後に8分から15分程度の「ディスカッション」を行います。

チューターは、そのトレーニングの様子を参加者と一緒に観て、「指導実践」後の「ディスカッション」でファシリテーターとなります。

先ほど話した「ファシリテーション力の定義」からもわかるように、ディスカッションの中でファシリテーターがすべきことは三つあります。

一つ目は、「発言を促しながら、重要なポイントを引き出す」。二つ目は、「議論を広げる」。三つ目は、「議論を収束させ合意形成をサポートする」です。

つまり、「指導実践」を観て参加者が気づいたこと、考えたこと、感じたことを引き出しつつ、重要なポイントについての議論に導き、最後は全員が、中でも特に「指導実践」を行った参加者が「スッキリ!」という状態にし、「また、指導をしてみたい!」という気持ちになるようにすることが求められます。

私は今回の研修の中で、この役割を果たすために、ファシリテーターに求められる要素は三つあると感じました。

① 聞き方のテクニック

② 「GRIP」を原則とした進行力

③ ポイントを見極める分析力

です。

この中身とは…

この続きは、明日の(後編)でお話ししますね。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。