どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のブログでは、昨日に続いて、「千原台高校の前期(特色)選抜の倍率」についてお話しします。
昨日の(前編)では、「前期選抜と後期選抜の違い」、「昨年度と今年度の千原台高校前期選抜の変更点」についてお話ししました。
今日は、いよいよ「今回の出願者数は、千原台高校にとってどうだったのか?」について話します。
まずは、結果をもう一度おさらいしておきます。今回の結果は以下の通りです。
健康スポーツ探究科(定員40名) 前期募集定員28名に対して出願者46名 倍率1.6倍
情報ビジネス探究科(定員120名) 前期募集定員72名に対して出願者144名 倍率2.0倍
全体(定員160名) 前期募集定員100名に対して出願者190名 倍率1.9倍
この結果は、私にとっては「『大満足』とはいかないが、『合格点』と言える結果」でした。
その理由は、三つあります。
一つ目と二つ目は「合格点」と言える理由です。
一つ目の理由は、もちろん「倍率が1倍以上であり、どちらの学科でも前期募集定員を満たしている」という点です。これは、最低限の目標でした。「クリア出来る」と思ってはいましたが、「改革1年目の生徒募集」ということで、「どんな学科かわからない」ということがマイナスに作用しないかという若干の懸念はありました。実際に、熊本市外の高校では多くの学科・コースで1倍を満たさないケースが出ています。
二つ目の理由は、「定員160名に対して、190名の前期出願者を得ており、順調にいけば後期も1倍を切ることはないだろうという目処がついた」という点です。
今回の前期選抜では、100名の合格者しか出せません。残りの定員60名については、後期選抜で募集することになります。そこで、今回不合格となった90名が、そのまま後期選抜でも千原台高校を受験してくれれば、後期選抜では「60名の定員に対して、90名が出願」ということで、倍率は「1.5倍」ということになります。これは、過去5年間に渡り後期選抜での「定員割れ(1倍以下のコースあり)」に苦しんできた千原台高校にとっては、すばらしい結果となります。
三つ目は、「大満足」とはいかない理由です。
それは、後期選抜に向けてまだまだ「不安要素」が残されているからです。「不安要素」とは…
「後期選抜受験辞退者」の人数です。前期選抜の合格発表後に「不合格」となった多くの生徒たちが、その後に実施される「私立一般試験」を受験します。以前は、「万が一公立の後期に不合格になった時のために…」という理由で受験する生徒が多かったのですが、最近はこのあたりの事情が変化してきています。「『私立一般』で合格したら、私立に進学することを決めたので、『公立後期選抜』の受検は辞退します!」という生徒が年々増えてきているのです。
何とかこの流れを食い止めて、後期選抜でも数多くの中学生の皆さんに千原台高校を受験してもらえるように、今後も全力で学校の魅力を伝えていきます!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。