YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

熊本の教育の未来を担う若者たち 多士済々!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、まさに季節は盛夏。連日、気温35度を超える猛暑日が続いていますね。

そんな夏の風物詩と言えば、盆踊り、花火大会、夏の甲子園・・・どれもコロナでなかなかこれまでのようにはいかなくて寂しい限りです・・・

そして、もう一つ、ここ数年の私にとって、夏の風物詩となっているものがあります。それは「教員採用試験」です。

もちろん、現在、高校の校長をしている私が「教員採用試験」を受けるわけではありません。採用試験を受ける若者たちに対する「指導」をすることが、ここ数年の恒例となっているということです。

「教員採用試験」の内容は、筆記試験が中心の1次試験を経て、面接、論文、模擬授業などを行う2次試験というのが一般的です。1次試験については、本人がひたすら受験勉強をするしかありません。

1次試験の結果が出るのが、7月下旬。ここで合格した者が2次試験にチャレンジします。

本校の若手職員の中にも、まだ、採用試験に合格していないために「教諭」としてではなく、「講師」として働いている人がたくさんいます。毎年「教員採用試験」にチャレンジし、今年はそのうちの3名が1次試験に合格しました。

その3名のほかにも、サッカーの指導者をしている若者や以前勤めていた学校で一緒に働いていた若者たちが、私を頼ってくれるようになり、今年も計10名の若者たちが集いました。

受験する校種や教科は、「中高保健体育」が5名、「小学校」が2名、「中高英語」、「中高社会」、「中高理科」が各1名と様々です。

また、年齢や経験年数も下は23歳から上は36歳。大学院生から現場経験11年という者まで様々です。

「今年初めて2次試験に挑戦します!」

という者から、

「2次試験の挑戦は、これで4回目になります。」

という者まで、こちらも様々です。

ただ、「教育に対する熱意」「本採用の教師になって、生徒たちの教育に従事したい!」という熱い気持ちはみんな同じです。

全国的には、「教員志望者数の減少」がニュースになり、「教員採用試験の倍率」の低下が問題視されていますが、地方都市である熊本では、まだまだ「教員採用試験」の倍率は高止まりしており、全体平均では約2倍。中でも私のもとに一番多く集まる「保健体育」は3倍から5倍と狭き門になっています。

私の指導スタイルは「マンツーマン指導」ではなく、「小集団指導」です。

多くの「教員採用試験講座」や「大学での指導」は、「マンツーマン」で行われています。私は、これを「小集団」で行い、「面接」も「模擬授業」もお互いがお互いを観察し、その後にディスカッションを行います。私の役割は、ファシリテーターです。

昨日も、前半が「保健体育受験者」、後半が「その他の校種受験者」の2グループに分かれて「面接練習」と「ディスカッション」を行いました。

これを重ねることにより、お互いが自分の課題に気づいたり、他の人の良いところを自分も取り入れたりしながら高まっていきます。

「若者たちの夢の実現」に対して、少しでも力になれるように今年も全力で指導(ファシリテート)していきたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。平日最後の金曜日。素敵な一日をお過ごしください。