YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

日本国紀 百田尚樹著(幻冬舎)を読んで思う 日本人としての誇り 

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

オリンピックが閉幕しました。サッカー界では、早速、昨日からJ1リーグが再開し、東京五輪に出場していた横浜FMの前田選手が途中交代でピッチに立っているのを観て、そのタフさに驚きました。

ただ、オリンピックの開催もあり、スポーツの話題が続きましたので、今日は、スポーツの話題から少し離れて、「私が読んだ本」のご紹介をしたいと思います。

今の私にとっては、「読書」は大切な趣味の一つです。この4月から読んだ本の冊数をカウントしているのですが、今、94冊目を読書中です。

私が93冊目に手に取った本が、「日本国紀 百田尚樹著(幻冬舎)」です。帯にあった「私たちは何者なのかー。教科書では学べない日本通史!」

というフレーズに魅かれて、購入しました。「日本通史」というだけあって、全509ページというなかなかのボリュームです。

話は、縄文時代から始まります。

縄文時代の人々の平均寿命は推定15歳くらいだったと言われる。これは、乳幼児期の死亡率が高いためであるが、15年以上生き延びた人に限れば、平均寿命は30歳くらいだった。15歳から2年に1度出産するとすれば、平均して8人くらいの子供を産むことができる。しかし医療技術がほとんどない当時、出産は非常に危険なことであり、おそらく8人も出産できる女性は少なかったはずだ。生まれた子供の多くが乳幼児の頃に亡くなったことを考慮すると、縄文時代の人々は人口を維持するのがぎりぎりだったと思われる。

 今、この本を書いている私も、そして、読者の皆さんも、縄文時代の女性が命懸けで産み、育てた子供の末裔である。飢餓、病気、戦争という過酷な環境の中で生き抜き、出産と子育てという営みが繰り返されてきたこと、その結果、自分が今ここにいることを思うと、私は胸が熱くなる。」(抜粋)

という著者の主張には、私も大きく共感しました。

その後、「弥生時代~大和政権誕生」、「飛鳥時代平城京」、「平安時代」、「鎌倉幕府応仁の乱」、「戦国時代」、「江戸時代」、「幕末~明治維新」、「明治の夜明け」、「世界に打って出る日本」、「大正から昭和へ」、「大東亜戦争」、「敗戦と占領」、「日本の復興」、そして「平成」という章立てで著者の視点による「日本の通史」が語られていきます。

その視点にで一貫していると感じたのは「日本人としての誇り」です。それは、著者の考えだけでなく、それぞれの時代に海外から訪れた人たちが、日本という国や日本人について記した書物からも読み解くことが出来、日本人がいかにリスペクトされてきたかを知ることが出来ました。

東京オリンピックが閉幕し、世界の国々から参加してくれた選手、関係者の皆さんは帰国の途につきましたが、これからも世界の人たちからリスペクトされ続ける自分でありたいと思わせてくれる1冊でした。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。3連休明けの火曜日で、猛暑も予想されていますが、暑さ対策をして、素敵な一日を過ごしましょう!