どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
さて、昨日はお盆休みの2日目。普段は、土曜日も日曜日も「各部活動の応援」、「サッカー協会の仕事」、「サッカー解説の仕事」などで、ほぼ家にいることのない私にとって、希少な「何もすることのない一日」でした。
そこで、思いついたのが「娘たちとのドライブ」です。正確には、思いついたというより、
「実施するなら今日しかないよ。」
と娘に提案したというのが、本当のところです。
私には、3人の娘がいます。そのうち、長女と三女が、現在、我が家に滞在中。ちなみに、次女は長崎で大学生をしていて、今回は帰省していません。
その、三女から、
「今度、実習先に車で行くことになりそうなんだけど・・・」
と相談を受けました。
なぜ「・・・」なのか。それは、娘がいわゆる「ペーパードライバー」だからです。
高校を卒業し、春休みに運転免許を取得したものの、大学への通学は、駅まで自転車で行き、それからJRに乗って通うというパターン。「地球温暖化防止対策」には貢献しているわけですが、結果的に「ペーパードライバー」の道を突き進むことになりました。
というわけで、
「実習先の場所もわからないし、誰かが横に乗っててくれないと運転する自信がない。」
と相談を受けたわけです。
「だったら、お父さんが付き合えるのは、今日しかないよ。」
となりました。
そこに、便乗したのが、日頃は4歳になる孫娘の母親業に徹していて、こちらも「ペーパードライバー歴3年」になる長女でした。
「私も一緒に行って、久しぶりに車の運転をしたい!」
となりました。そこには、当然のごとく4歳の孫娘もセットでついてきます。
かくして、まずは、三女がハンドルを握り、助手席に教官役の私。後部座席に長女と孫が座るという形での「ドライブ」に出発!となりました。
自宅から実習先への道のりをスマホのナビで調べてみると、自宅から実習先への道のりは、いたって分かりやすい道のりでした。
自宅を出てから、道を曲がる回数は、わずかに2回。一つ目の交差点を曲がって熊本市のメインストリートである「電車通り」に出ると、あとはひたすら直進すること約20分。
実習先に近づいて、左折すると約50m先が目的地でした。
ちなみに、なぜ、車についているナビではなくて、私のスマホのナビで道のりを調べたのか?
それは、車のモニターでは、孫娘のご機嫌をキープするためのツールである「りかちゃん人形DVD」が放映中だったからです。
ここまでは、スムーズにドライブが成立。しかし、大変だったのは、この後でした。
「次は、運転手を長女と交代して岐路に着く。」予定になっています。
ところが、ここで、
「いやだー。ママのお隣じゃないと嫌だー。」
と4歳の孫娘が言い始めました。まだ、チャイルドシートに乗っている孫娘を助手席に乗せることは出来ません。
そこで、
「今から、おもちゃ屋さんに行って『マイメロディーちゃん』と『シャボン玉』買うんだったよねー。でも、そこまでの道は、ママしか知らないんだー。ママが運転しないと行けないんだよー。」
と、かなり苦しい言い訳を伝えつつ、長女がハンドルを握りました。
現在、保育士を目指して勉強中の三女が、後部座席で孫娘の隣に座り、これまでの「学習の成果」を遺憾なく発揮して、様々な声掛けをしますが残念ながら効果なし。
次の目的地のおもちゃ屋さんに着くまで、孫娘は後部座席で号泣し続けました。
ようやく、おもちゃ屋さんの駐車場に着いて、
「さあ、着いたよ。買いに行こう!」
と声をかけても、孫娘の機嫌は直りません。
「行かない。ママとここにいる。」
と後部座席に移動した長女にしがみついて離れません。
仕方なく、
「じゃあ、じいじが行って、買ってきていいの?」
と聞くと、こくりとうなずく孫娘。
とは言え、私一人では、どれを選んだら良いかもわからないために、三女を随行させて、いざ、おもちゃ屋さんへ。
目的のおもちゃを購入し、後部座席でまだひくひく言っている孫娘にそれを手渡しました。
おもちゃを手にした孫娘は、
「ありがとう。これ、どっちが買ってくれたの?」
「じいじだよ。」
と、かろうじて祖父の威厳を保ちつつ、何とか「苦難のドライブ」は終了しました。
「みんなが笑顔の楽しいドライブ」とはいきませんでしたが、「お盆休み」だからこそ実現した「貴重な家族との時間」にはなりました。(笑)
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。素敵なお盆の一日をお過ごしください。