YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

教師一人一人が考える 千原台高校をこんな学校に!(その4)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日までのブログで、「教師一人一人が考える 千原台高校をこんな学校に!」シリーズの(その1)から(その3)と題して、千原台高校のスクールポリシーについて、全職員で考える過程をお話ししてきました。

今日は、このシリーズのとりあえずの「最終回」ということでお話ししたいと思います。

ここまでの流れを簡単に振り返ると…

・4月14日に第1回の校内研修を開き、「千原台高校をどんな学校にしたいか?」というテーマでブレーンストーミングを行う。

・各グループでのブレーンストーミングの結果を織り込んで魅力づくり部が「千原台高校のスクールポリシー(魅力づくり部案)」を作成し、提示する。

・4月21日の2回目の校内研修で、「魅力づくり部案」についての話し合いをグループごとに行い、「①スクールミッションに則り、職員の思いや考えが反映されたものになっているか?」、「②中学生やその保護者の心を捉えるものになっているか?」、「③他校(ライバル校)との違いが明確になっているか?」という3つの視点で修正を加える。

・6つのグループの意見を織り込んで、魅力づくり部から「千原台高校のスクールポリシー(魅力づくり部再提案)」を提示する。

このようにして、「再提案」されたスクールポリシーは以下の通りです。

千原台高校のスクールポリシー(魅力づくり部再提案)  2022,4,22

【グラデュエーション・ポリシー(育成を目指す資質・能力に関する方針)】

・校訓「誠実・創造・友愛」のもと、誰からも愛され、地域社会から必要とされるような豊かな人間性と生きる力を備えた人材を醸成する。

・予測困難な時代を生き抜くための柔軟な思考力と行動力を備え、自らの未来と地域社会の未来を切り拓いていく人材を育成する。

・情報・ビジネスに関する専門的な知識・技能を身につけ、地域の産業振興に貢献できる人材を育成する。(情報ビジネス探究科)

・健康スポーツに関する専門的な知識・技能を身につけ、全国レベルの競技力とともに、地域のスポーツ振興に貢献できる人材を育成する。(健康スポーツ探究科)

【カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)】

・1人1台の情報端末を積極的に活用し、主体的・対話的な学びのある授業に全教科で取り組む。

・豊かな人間性と生きる力を育むために、生徒が主体的かつ協働的に参画する学校行事や部活動の実践に取り組む。

・予測困難な時代を生き抜くための思考力と実践力を身につけるために、探究的な学びに力を入れて取り組む。

・地域、行政、企業、大学などと連携・協働をしながら、体験的かつ実践的な学びを積極的に取り入れた問題解決型学習に取り組む。

・情報・ビジネスに関する専門性の高い学習やITパスポート、日商簿記などの資格取得にに取り組む。(情報ビジネス探究科)

・健康・スポーツに関する科学的トレーニングを取り入れた専門性の高い学習に取り組む。(健康スポーツ探究科)

・スポーツを観る・する・支える・知る活動を通して、トップアスリートを目指す学習に取り組む。(健康スポーツ探究科)

【アドミッション・ポリシー(入学者の受け入れに関する方針)】

・基本的生活習慣並びに中学校までの基礎学力が身についており、情報・ビジネス・健康・スポーツに高い関心を持つ生徒。

・地域を愛し、将来の熊本市の発展に様々な形で貢献したいと考えている生徒。

・学校行事や部活動、生徒会活動等に意欲的に取り組む生徒。

・新しいことに積極的に挑戦もしくは創造しようとする探究心旺盛な生徒。

以上です。

前回の提案と比べると、項目の提示の順番が変わったり、読んだ人がより理解しやすい表現になったりしています。

現在、さらにこれらに対する意見を全職員から募集しています。

昨日、熊本市教委で行われた「市立高等学校・専門学校検討会議」の席でも、「千原台高校 学校提案について」という議事の中で、「スクールミッション、スクールポリシーの変遷」について、事務局より説明が行われ議論しました。

「高校改革」が少しずつ目に見える形となり、職員自らが「主体的・対話的に取り組む改革」になりつつあると感じています。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。