どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「3番射場、3射目、確認の結果、『当たり』です。」
というアナウンスとともに、「〇」のボードが掲げられました。
これにより、千原台高校弓道部の予選の結果は「12射中7中」となりました。
昨日(12月24日)行われた「全国高等学校弓道選抜大会」でのひとコマです。
この大会に「熊本県代表(開催地枠)」として出場した千原台高校弓道部は、「12射中7中」という見事な成績で「予選リーグ」を突破!
決勝トーナメントでは、1回戦で松山南高校(愛媛県代表)に4-5と惜敗してしまいましたが、初の全国大会で堂々と戦ってくれました。
私も応援に行って来ましたので、今日は弓道部の全国大会での戦いぶりを振り返ります。
今大会の出場チームは、全国の予選を勝ち抜いた51チーム。その全チームで予選を戦い、上位32チームが決勝トーナメントに進出します。
会場には、4か所の「射場」があり、4チームずつ同時に競技に行います。
与えられた競技時間は「6分間」。審判の「はじめ!」の合図から6分以内に3人の選手が順番に一人4射ずつ、合計12射行い「的中数」を競います。
千原台高校の成績は、前述の通り「12射中7中」。つまり、12回弓を放って7回的中したということです。
ちなみに一緒に競技したチームの成績は、井草高校(東京)が「5中」、山形南高校(山形)が「2中」、市立松戸高校(千葉)が「7中」で、この時点では千原台と市立松戸がトップの成績です。
弓道観戦初心者の私は、
「これは、トップで決勝トーナメントに行くのでは!」
と浮かれたのですが…
一緒に応援していた弓道部員は、
「うーん。ギリギリですねー。」
とシビアな分析。
ちなみに千原台は、第1グループで競技したので、このあとに12グループ、47チームが競技するわけです。
さすがに、各都道府県予選を勝ち抜いた精鋭ぞろい。第2グループ以降に出てくるチームは、「8中」、「9中」、「10中」と次々に好成績で競技を終えていきます。
51チーム中32チームが決勝トーナメントに進めるわけですから、「51ー32=19」ということで、千原台の成績「7中」より低い成績、つまり「6中」以下の成績で終わるチームが、19チーム出た時点で、千原台の決勝トーナメント進出が決まることになります。
「スポーツマンシップ的にはどうか…」と感じつつも、「6中」以下の成績で終わるチームが増えることを祈りつつ競技を見守りました。
そして、迎えた「第11グループ」。ここで、4チーム中3チームが「6中」以下という成績に終わり、残り1グループというところで、千原台高校の決勝トーナメント進出が決まりました!
ちなみに、51チーム中1位で予選通過したのは、同じ熊本県代表の秀岳館高校。なんと「12射中11中」という素晴らしい成績です。
あらためて熊本県大会で秀岳館高校に勝利した千原台高校の「偉業」のすごさを感じました。
決勝トーナメント1回戦では、松山南(愛媛)に4-5と惜敗して、2日目の2回戦には進めませんでしたが、初めての全国の舞台で堂々と戦ってくれた弓道部の選手たちに心からの拍手を送ります!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。