どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(3月20日)、千原台高校の校長室に熊本県内でGKコーチとして活動している指導者が集まり、「GKプロジェクトミーティング」を行いました。今日は、この話題をお話しします。
よろしくお付き合いください。
「GKプロジェクト」とは、今から約20年前、「世界の舞台で活躍するGKを育成する」という目標のもとに、日本サッカー協会(以下JFA)の中に組織され、その後、47都道府県サッカー協会内に組織されました。
私はその時から約10年間、「熊本県サッカー協会GKプロジェクトリーダー」として活動し、現在は「アドバイザー」という立場で活動しています。
今回のミーテイングで行ったことは次の3つです。
① 「Kyushu DNA」というテーマでのレクチャー(JFAコーチより)
② 「熊本のGK育成」についてのディスカッション
③ 来年度の「熊本県GKプロジェクトの組織」について
まずは、JFAコーチから「Kyushu DNA」というテーマでレクチャーをしてもらいました。JFAがどのような目標を設定して、「GK育成」をしているのか?また、九州各県のGKプロジェクトがどのような活動をしているのか?などをレクチャーしてもらいました。各県がそれぞれに工夫した取り組みを行っていました。
「各県の取り組みを熊本県でも取り入れられないか?」
という視点で、次のディスカッションを行いました。
熊本県の現状をみると…
私が10年以上携わってきた「熊本県サッカー協会GKクリニック」は、一昨年で閉じました。
その理由は二つあります。
一つ目は、「コロナ禍のダメージ」です。
月に2回、第2、第4木曜日の午後7時から、熊本市の熊本県立運動公園スポーツ広場を会場に開催していて、小学校4年生から中学3年生までのGKが多い時には60名ほど集まってトレーニングをしていました。
ところが、コロナ禍となり「活動の中止」が続くなかで、徐々に参加者が減ってきて、コロナ禍の隙間をぬって開催しても、少ない時には、参加者が10名もいないという状態になってしまいました。
参加者が減ってしまった理由と思われることがもう一つあります。
それは、「民間のGKスクールが増えたこと」です。私が「GKクリニック」を立ち上げた12年前には熊本県内に2ヵ所くらいしかなかった「民間のGKスクール」が、今や「16」もあります。
「チームにGKコーチがいないので、GKコーチから専門的な指導を受けたい」という選手のニーズに応えられる場がたくさんできたということで、このこと自体は良いことだと思います。
このような現状の中で、「熊本県GKプロジェクト」は、今後、どのような形で「熊本県のGK育成」を行っていくのか?
その方向性については、次回のブログでお話ししますね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。