どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
GK指導が紡いだご縁 17年ぶりの再会に感激!(後編)
です。
今から17年前、ナショナルトレセンというサッカーの合宿で出会った飛石孝幸さんと久しぶりの再会が出来たというお話の続きです。よろしくお付き合いください。
(前編)では、飛石さんが中学生の頃に長崎県の中学校のサッカー部でGKをしていて、ナショナルトレセンで出会った頃のエピソードをお話ししました。
今日は、一昨日(6月19日)、彼が千原台高校の校長室を訪ねてくれた時の話題についてお話しします。
ちょうど校長室にいた2人の教頭先生に、彼を紹介すると、彼の方から中学時代のエピソードを2人の教頭に話してくれました。
その後、校長室のソファーで向かい合い、2人で話を始めました。
「ホント、久しぶりだね。
高校進学後も、トビ(飛石さんのニックネーム)の活躍ぶりは、ずっと注目していたから、だいたいのことは知っているけど。
昨年度はJ2長崎のユースのGKコーチをしながら、ナショナルトレセンコーチもしてくれてたんだよね。」
「はい。そうなんです。
ただ、いろんな経験んをする中で、『GKコーチとして、GKを育成するためにも、もう一度教育についてじっくりと勉強したい』と思って、今は、芦屋大学で大学院生として勉強しながら、助教の仕事とサッカー部のコーチをさせてもらっています。」
「すごいね。
高校卒業後は、確か、大分県の専門学校に進学したよね。」
「はい。大分の専門学校に進み、卒業後は、横川武蔵野FCというJFLのチームで3年間プレーしました。
その後、どこかの大学に入りたいと思い、多くの大学に尋ねたのですが、なかなか受け入れてもらえず…。
そんな中で『全額学費免除で編入して良いですよ』と受け入れてくれたのが、芦屋大学でした。そこで、大学3年、4年の課程を学び終えて、中学・高校の保健体育の教員免許を取得しました。」
「そうだったんだ。その後、JクラブユースのGKコーチになったんだよね?」
「はい。ヴィファーレン長崎のGKコーチとして契約してもらいました。ただ、2月に契約してしばらくすると、急に『社長秘書もやってくれ』と言われ、それからは、昼は社長秘書として営業周りなどを行い、夕方以降はGKコーチとして選手とトレーニングをするという生活でした。充実はしていたのですが、『俺は、本当にこのままの生活でいいのか?』という疑問が浮かび、他のJクラブに移ることにしたんです。」
「社長秘書の経験が出来たんだね。それは、すごいなあ。
それで、どこに移ったんだっけ?」
「セレッソ大阪です。そこで育成部門のGKコーチをさせてもらいました。
今度は、GKコーチに専念できたのですが、セレッソ大阪のGK育成方針では、U-13からU-23までのGKを6人のGKコーチで指導することになっていて、例えば、U-13のGKを一度指導して、そのGKを次に指導するのは1週間後になるんです。そうすると、前回できなかったことに、次の指導の時も同じように悩んでいる選手の姿を目にすることになって…。
方針変更を訴えのですが、クラブの方針は変わりませんでした。
そんな時に、社長秘書時代に営業に回っていた『ジャパネットたかだ』の高田明さんがヴィファーレン長崎の社長になられ『帰ってこないか』と声をかけていただいて、再びヴィファーレン長崎に戻ることになりました。
そこから、昨年度まで長崎にお世話になっていました。」
中学生時代に、熊本に住む私に「長崎に来てGKコーチになってください」という電話をかけてきた当時のヴァイタリティをずっと持ち続けて人生を歩んでいることが伝わり、感動しました。
その後、私の近況も話し、あっという間に1時間弱の時間が過ぎました。
次の予定もあったので、再会を誓いあい、彼は校長室を後にしました。
「南先生
本日はお忙しい中、お時間を作っていただき、ありがとうごじました。
様々な活動をされている南先生の姿をみて、パワーを沢山いただきました。
もっと人の役に立ち、みんなに元気を与えられる人間になりたいと強く思いました。
本当にありがとうございました。
お身体だけはお気をつけください。
6月29日、楽しみにしています。
(6月29日に行うセミナーにオンラインで参加してくれる予定。セミナーの詳細は後日、このブログでもお話しします!)」
別れて数分後に彼から届いたメールです。
こちろも嬉しく思っていること。「いつかは、一緒に何かの仕事をしたいね」という思いを伝えると、
「『サッカー』『GK』『教育』『九州』と色々と南先生とつながる部分も多いので、僕も南先生の活動をみて、より学んでいきたいと思いました。
ぜひ、どこかでお仕事一緒にさせてください。よろしくお願いいたします。」
いつの日か、トビと一緒に仕事をするという新たな目標が一つできました!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。