どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「大津高校サッカー部 いじめ 22年1月
全裸で土下座 写真撮影
県教委『重大事態』第三者委員会で調査
『公立の雄』関係者ショック
加害の上級生 既卒
選手権予選は出場へ」(令和5年10月4日熊本日日新聞23面の見出しを引用)
昨日(10月3日)、地元紙・熊本日日新聞の社会面で報じられた見出しです。
今日は、この件について私が今感じていることをお話しします。
まず、最初にお話ししておきたいのは、私は熊本県サッカー協会の一員であり、「関係者」の一員ではありますが、この件について、報道されている内容以外のことは知らないという状況の中での考えであるということです。(昨日、熊本県教委が臨時校長会を開いていますが、私は熊本県立高校ではなく、熊本市立高校の校長なので、この会には呼ばれていません。)
今から話す内容は、昨日の千原台高校の職員朝会で、本校の職員に対して話した内容です。
「皆さんもご存じの通り、大津高校のサッカー部でいじめが起きていたということが大きく報じられています。
まず、サッカー協会の一員として、指導者養成などに仕事に携わっている者として、昨年の秀岳館高校サッカー部の件に引き続き、このような事態が起きていることに責任を感じています。
本校では、先日、部活指導者の先生方を中心に『セーフガーディング研修』を行いました。その研修の中でも触れられていましたが、『セーフガーディング』を実践するということは、我々が体罰・暴言などを行わないということだけではなく、選手間で起こるいじめを見逃さないということも含まれていたことをもう一度しっかりと認識したいと思います。
われわれ指導者が、子どもたちの様子をしっかりとみておき、いじめを感知する感度をあげることがまず必要です。
次に思うのが、昨年1月の出来事が、今、大事になっているという現実についてです。
いじめ防止対策推進法には、いじめを認知した際には『組織的な対応』をすることがうたわれています。
部活動に限らず、先生方が『これは、いじめではないか』と感じる事象が起きたときは、すみやかに我々管理職にご報告をお願いします。そして、私たちも先生方と一緒に解決に向けて考えていきます。」
いじめは、いつでもどこでも起こる可能性はあります。
大津高校で起きたことを「他山の石(よその出来事や自分に対する批判を自分を磨く助けとすること)」とし、緊張感を持って生徒たちの教育に当たっていきます。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。