どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
あなたは、「ソーシャルビジネス」という言葉をご存知ですか?
「何となく耳にしたことはあるけど、具体的には…?」
という方が多いのではないでしょうか。
私もそんな一人だったのですが…。
先日(10月23日)、熊本市中学校長会が主催された「世界の貧困をなくしたい~ソーシャルビジネスで世界を変える~」というタイトルでの講演会に参加し、ソーシャルビジネスの素晴らしさを感じました。
今日は、この講演会から学んだことをお話しします。よろしくお付き合いください。
講師を務められたのは、(株)ボーダレスブルキナファソ代表取締役社長・原口瑛子さんです。
原口さんは、熊本県玉名市のご出身。地元の玉名高校から早稲田大学政治経済学部に進学されてご卒業。イギリスの大学院で修士課程を終えたて、JICA本部に勤務された後に現在のお仕事をされているという方です。
熊本県のご出身というご縁で今回の講師をお引き受けいただいたということでした。
今回の講演のコンテンツは次の3つでした。
1,ソーシャルビジネスとは何か
2,これまでの歩み
3,ブルキナファソでのビジネス
ということで、私もこの順番に「学んだこと」をお話しします。
1,ソーシャルビジネスとは何か
まずは、ソーシャルビジネスの定義です。ソーシャルビジネスとは…、
「社会問題をビジネスで解決するという目的で行われている事業」
ということでした。
ここでいう「社会問題」とは、
「社会構造の欠陥から生まれる社会生活に支障をきたしている問題」
と定義されています。
このような目的でソーシャルビジネスを起業したいという方が集まってつくられたエコシステムがあり、現在、13か国48か所で活動中ということでした。
そのお一人が、講師の原口さんです。
2、これまでの歩み
次に語られたのが、社会起業家として活動されるに至った経緯でした。
「中学、高校時代から『将来は起業するぞ!』なんて思っていたわけではありません。」
「普通に学校に通い、授業を受けて、部活動ではバスケットボールに熱中するという生活でした。」
「高校時代、どのような進路を歩もうかと悩んでいる時に一枚の写真と出会いました。ケビンカーターさんの『ハゲワシと少女』という写真です。この写真に心を動かされ、『世界には、貧困で苦しんでいる人たちがたくさんいる。その人たちのために何かをしたい。』と考えるようになったことと、とりあえず、『きらきらしている東京に行ってみたい』という気持ちで大学を選びました。」
「大学では『マクロ経済』、『ミクロ経済』などを学ぶのですが、『自分が求めていることと違う』と感じ、『だっだら、とりあえず行ってみよう!』ということで、学生ボランティアとしてフィリピンに行きました。」
「そこで、『スモーキーバレー(ごみの丘)』というところに行き、ごみの中から物を拾って生きている子どもたちを目の当たりにして、『将来は国連で働きたい!』という目標が出来ました。」
そして、原口さんは「国連で働くために」という目標のために、イギリスの大学院に進み、その後、JAICAに就職します。
「大きな夢に向かっての順風満帆の人生」のようなのですが…。
このあと、どんな歩みをされるのか?
それは、次のブログでお話ししますね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。