どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
シリーズ「校長の仕事」 ~高校説明会編~
です。
「高校説明会」の話題のついては、以前のブログでもお話ししたことがありますが、昨日(9月25日)お招きいただいた中学校のスタイルは、今までの中学校とは、ちょっと違ったスタイルだったので、今日はこの話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
例年、9月の中旬から10月の下旬にかけて、多くの中学校で「高校説明会」という行事が開催されます。対象は、3年生の生徒及び保護者の皆さんです。
そこに、我々高校の教職員が招かれて、「本校の特徴」、「入試制度」などについてご説明させていただくというのが通例のパターンとなっています。
多くの中学校が、「1日目に私立高校、2日目に公立高校。その学校から進学する生徒が比較的多い学校をそれぞれ5校程度ずつ招く。」という形式で開催しています。
ただ、この形式だとどうしても「自分が進学する可能性のない高校の説明も聴く」ということになります。
そこで、最近増えてきたのが、「生徒をいくつかのグループに分けておき、自分が興味のある高校の説明を聴けるようにする。」という形式です。
この形式で開催していただくと高校としても嬉しいメリットが二つあります。
一つ目は、「自分の高校に関心のある生徒が話を聴いてくれる」と言う点です。
そして、もう一つは、「比較的長い説明時間を確保してもらえる」ことです。学年の全員で話を聴いてもらう形式の学校の説明時間は通常15分。生徒をいくつかのグループに分けて開催される学校の説明時間は20分という学校が多い現状があります。
ここ数年、だいたいこの2パターンを経験してきたのですが…。
昨日お招きいただいた熊本市立桜山中学校は、この二つと違う形式で開催されました。
いただいた「講師派遣依頼」には、次のような「会順」が記されています。
〇 開会 13:25~13:35
〇 講演 13:35~14:05
「今、なぜ高校改革が進められているのか」
〇 高校説明
② 熊本市立必由館高等学校 14:40~15:00
〇 閉会・生徒退場
この「会順」をみると、他の中学校には特徴的な部分が二つあることがわかります。
一つ目は、「『高校説明』の前に『講演』が計画されている」という点です。
二つ目は、「招かれている高校が熊本市立の2校だけ」ということです。
このご依頼をいただいた際、中学校の校長先生から次のようなお話がありました。
「実は、本校では『今年度は、高校説明会は行わない』というつもりでいたのですが、熊本市立高校が『高校改革』を進められているということで、その趣旨や内容を聴かせていただくことが、生徒たちの進学への考え方の勉強になると思い、教育改革課からの講演のあとに市立の二つの高校だけをお招きして、高校の説明をお願いしたいのですが、よろしいでしょか。」
「もちろん大丈夫ですよ。うちと必由館の2校だけの説明を聞いてもらえるとは、たいへん光栄です。」
「詳しいことは、本校の3年主任からご連絡させようと思いますが、どなたにご連絡すればよろしいでしょうか。」
「本校の魅力づくり部長にお願いします。」
ということで、「契約」が成立し、昨日の開催となりました。
「高校説明」の中身も、「探究とは?」というテーマを中心にしたものにリニューアルして20分間お話しして来ました。
桜山中学校3年生の生徒および保護者の皆様が、進学について考える一助となれていれば幸いです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。