どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「献血増へ高校生に期待
30代以下10年で4割減
県赤十字センター 学校出張 協力を求める」
(12月16日発行・熊本日日新聞・社会面より引用)
先日、地元紙・熊本日日新聞の社会面に掲載された記事の見出しです。
この記事にある「学校出張による献血」が千原台高校でも12月15日㈮に行われましたので、今日はこの話題についてお話しします。よろしくお付き合いください。
この記事では、献血の現状を次のように述べています。
「若い世代の献血が減っている。熊本県の献血者数はここ10年間で約4割減少。県赤十字センターは『少子高齢化がさらに進み、十数年後は血液が不足するかもしれない』として、将来の血液確保のカギを握る高校生らに協力を呼びかけている。」
「献血できるのは16歳~69歳(65歳以上は条件あり)で1回の献血量は200㎖か400㎖。男性は17歳、女性は18歳になれば400㎖を献血できる。
(中略)
若い世代が減っている背景には少子化のほか、献血バスが高校に出向『学内献血』の減少もある。1999年度は県内67校で実施したが、2008~10年度は1桁に激減した。
センターは、男性が400㎖献血をできる年齢が17歳に引き下げられた11年度から学内献血に注力し、18年度の実施は43校に上った。しかし、22年度は36校にとどまり、23年度は12月末時点で29校となる見通し。」(同紙より引用)
千原台高校では22年度も23年度も「学内献血」を実施しています。
本校の「学内献血」の実施に熊本県赤十字センターとともに力を貸してくださっているのは、ライオンズクラブの皆さんです。
今回ご尽力いただいたライオンズクラブの会長さんが、南塾に来ていただいている方だったことから、校長室にご挨拶に来られました。
「実は、献血のほかにもライオンズクラブでやっていることがあるのですが、ご紹介していいですか。」
「もちろんです。」
「小児がんでウィッグ(かつら)を使用することになったこどもたちのために、31cm以上の長さの黒髪を寄付していただく事業をやっていて、千原台高校の生徒さんにもご協力いただきたいのですが。」
「それは、すばらしい事業ですね。ぜひ、本校の生徒にも呼びけたいですね。さっそく、ボランティア活動に熱心に取り組んでいる白井先生を呼んで相談してみましょう。」
ということで、ボランティア部の顧問を務める白井先生にも校長室に来てもらい、相談を始めたところで、校長室のドアがノックされました。
「どうぞ。」
「大変お世話になっております。赤十字センター献血推進課から参りました。」
と、今回の「学校献血」の責任者の方が挨拶に来られました。
「私からもご相談があります。」
「どうぞ。」
「今回の学内献血をきっかけに、さらに献血への知識を深めてもらうために、生徒さんたちに向けて『献血セミナー』を開催してもらえないでしょうか。」
「それは良いですね。
では、ウィッグに使う黒髪の提供の呼びかけと献血セミナーを一緒に実施してみてはどうですか。」
ということで、1月に千原台高校の2年生を対象に実施することが決まりました。
今回の献血への協力者は56名でした。
次のセミナーをきっかけに、さらに多くの生徒たちが献血等の社会貢献に意欲をしめしてくれることだと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。