YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ロアッソ熊本暫定首位! チームを支える黒木晃平選手の中学時代は…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。そして、もう一つやらせてもらっているのが、サッカー解説者のお仕事です。今日は、そちらの視点でのお話です。

昨日(5月29日)、2021年J3リーグ第9節、藤枝MYFCロアッソ熊本の試合が行われました。結果は、ロアッソ熊本が後半24分に高橋選手のヘディングシュートで奪った1点を守り切り、1-0でロアッソ熊本の勝利!暫定首位となりました。

この試合で特筆すべき活躍をしてくれたのは、後半から出場し、試合の流れを引き寄せた伊東選手でした。伊東選手のプレーの素晴らしさや試合の詳しい分析については、今日の私のYouTubeチャンネルでお話ししますので、そちらをみていただけると嬉しいです。

そんなロアッソ熊本を支えるもう一人のベテラン選手と言えば…

そう、黒木晃平選手です。今シーズンも開幕戦からすべての試合で先発出場。まさにチームを支える中心選手です。黒木選手は、地元熊本県大津町出身。大津中学校ー大津高校佐賀大学と進み、大学時代からサガン鳥栖特別指定選手とプレーし、2012年シーズンからサガン鳥栖に加入、Jリーガーになりました。そして、2013年にロアッソ熊本に加入して、なんと9シーズン目を迎えているチーム最古参の選手です。

加入当初は、中盤の選手として攻撃的なポジションでもプレーしていましたが、その後はサイドバックで主にプレーし、今シーズンは3バックの右サイドでプレーしています。

黒木選手のすごさは、監督が変わり、戦術が変わり、フォーメーションが変わっても常にレギュラーポジションをつかみとり、チームの中心として活躍し続けているところです。それが出来ているのは、選手としての力、それを上げていくための厳しいトレーニングはもちろんのこと、その土台となる「人間力」の高さの賜物だと感じています。

先日、それを裏付けるエピソードを聞くことが出来ました。前述の通り、彼は中学時代を大津中学校サッカー部で過ごしました。当時の監督だった田代博隆先生は、現在、熊本市教育委員会に勤務しておられます。そのお仕事で千原台高校の校長室に来られました。お互いに中学校サッカー部の監督をしていたことから、昔話に花を咲かせていた時に、中学時代の黒木選手の話題となりました。そこで、田代先生が話されたのは、

「晃平は、中学生の時から本当に考え方や行動がしっかりとしてましたよ。当時のチームには、技術的には彼より優れた選手がいたのですが、晃平がチームの中心なんだということを示すために彼にエースナンバーの10番をつけさせていました。」

というお話。

まさに、黒木選手の素晴らしさを物語るエピソードです。

黒木選手とは、現在、私も試合の前後によくLINEでやりとりをさせてもらっていますが、その文面にもいつも黒木選手の誠実さがにじみ出ています。

もちろん黒木選手のほかにもロアッソ熊本には、素晴らしい選手たちがたくさんいます。そんな選手たちとともに今シーズンこそ念願のJ2リーグ昇格を果たしてくれると信じています。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今日も熊本は青空です。素敵な日曜日をお過ごしください。