YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

濃厚接触者の待機期間が14日から10日に短縮 朗報ではあるが…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、オミクロン株の広がりにより、再び感染者数が激増している状況の中、先日、「濃厚接触者の待機期間を14日から10日に短縮する」という通知が厚生労働省から各自治体に出されました。

また、「『エッセンシャルワーカー』が濃厚接触者になった場合については、6日後にPCR検査、抗体検査等で陰性が確認されれば、待機を解除できる。」、「どんな職種を『エッセンシャルワーカー』とするかは、各自治体ごとに判断する。」という通知も同時に出されています。

というわけで、今日のブログでは、コロナ禍の中での教育現場の現状についてお話しします。

なお、ここでお話しすることは、千原台高校で起きたことと言うわけではなく、私が見聞きした教育現場の現状であることをご承知おきください。

まず、言えることは、今回の決通知は教育現場にとっては「朗報」ではあるということです。

これまでの「待機期間14日」という規定の時に、「矛盾」を感じた事象が起きていました。

それは、感染者となった児童生徒の待機期間が解除されるのは、医師の「陰性」という証明です。

すると、感染者自身が先に「解除」となり、「濃厚接触者」となった児童生徒の「待機期間」の方が長くなるという「逆転現象」が起きることがありました。

「濃厚接触者」となった児童生徒は、当然「待機期間」中は登校できず、家庭で「オンライン学習」等で学習することになります。

この現象は、「濃厚接触者」となった児童生徒およびその保護者の方々、そして、我々教職員にとっても「悩ましい現象」でした。

今回の「短縮通知」により、このような現象がなくなることを祈りたいと思います。

また、「『エッセンシャルワーカー』の規定をどの職種とするか?」という点も学校現場に大きな影響を与えます。

今のオミクロン株による感染の広がりを考えたときに、教職員が感染者となる状況も十分に予想されます。

また、「会話をするときのマスクの着用」、「蜜を避ける工夫」、「教室の換気の徹底」など、学校でも出来る限りの「感染対策」は行っていますが、同じ職場で働いているわけですから、同僚の教職員が「濃厚接触者」とならないとも限りません。

そうなると、学校の機能はストップし、「学級閉鎖」「学年閉鎖」「休校」などの措置をとらざるを得ない状況も想定されます。

ですから、私の気持ちとしては、「教育従事者」も「エッセンシャルワーカー」として規定欲しいと考えています。

千原台高校でも、今後、前期入学者選抜考査(前期入試)、後期選抜者選考考査(後期入試)、学年末考査、卒業式、2年生の修学旅行など大切な行事が続いていきます。

感染者が出た場合の判断は、「保健所の指示に従う」ことが原則ですが、今のように「保健所のひっ迫」がみられる状況では、「保健所の判断」が出るまでに時間を要することが多くなり、その際は、暫定的に「学校が判断する」というケースも出てきます。

「苦渋の決断」をせざるを得ないことも想定されますが、「感染の拡大を防ぐ」ことと「学びを止めない」ことの両立を目標に慎重に判断していきたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。