YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

日本一に輝きました! 全国高校英語スピーチコンテスト

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

「先生、すごーい!」

「一番じゃないですかー!」

「全国大会で、一番。日本一ですよ!」

校長室のお隣の事務室からこんな声が聞こえてきました。

その会話の中心で、

「私も信じられんー。」

と満面の笑顔をみせているのは、英語教師で3年生の学年主任でもある大ベテランの白井裕美子先生です。

白井先生は、昨年度から再任用として仕事をされている大ベテラン。本校に勤務し続けて25年以上という千原台高校への愛にあふれる先生。

その「千原台愛」をエネルギー源に、3年生の学年主任、卓球部顧問、ボランティア部部長と多くの仕事に情熱的に取り組んでおられます。

そんな彼女が、もう一つ情熱をかけて臨んでこられたことがあります。

それが、「全国高校英語スピーチ大会」に向けての指導です。

白井先生の熱い指導を受けて、1月8日に東京で行われた「令和3年度 第38回高等学校英語スピーチコンテスト」に出場した千原台高校・国際経済コース2年生のデグスマン アリーア ジャネルさんが、大会の最高賞である「文部科学大臣賞・最優秀賞」を獲得し、「日本一」となったのです!

この大会には、全国47都道府県のコンテストで最優秀賞を獲得した47人の高校生が参加しており、その精鋭たちの中で「1番」になってくれたのです!

スピーチコンテストには、「スピーチの部」と「レティテーション(暗唱)の部」があります。

ジャネルさんは、昨年度の熊本県大会でも「スピーチの部」で「最優秀賞」を獲得し、全国大会の切符をつかんでいました。

しかし、昨年度は、コロナの影響で全国大会が中止になり、この舞台に立つことは出来ませんでした。

今年の大会では、「レティテーションの部」に変えて、再挑戦。

見事に2年連続で熊本県大会の「最優秀賞」に輝き、全国への切符を獲得していました。

今回の全国大会には、私は応援に行けなかったのですが、熊本県大会はたまたま千原台高校が現在の主管校ということで、大会の責任者として役員席からジャネルさんの発表を聴きました。

その日の本番を控えた昼休みの時間でした。

たまたま、車に置いていた物をとりに行こうと駐車場に降りてみると、そこには、「本番直前リハーサル」に取り組むジャネルさん、彼女の正面に立ちジャネルさんと同じような身振りをしながら熱く指導する白井先生、それを見守るジャネルさんのお母さんの姿がみられました。

私も途中からお母さんの隣で見守り、ジャネルさんのスピーチが終わるととともに精一杯の拍手を送り、

「ジャネルさん、素晴らしい!

絶対に今年も最優秀賞がとれますよ!

自信を持って、本番に臨んでください!」

と声をかけると、そこには、シャイなジャネルさんらしいはにかんだ笑顔がありました。

今年の全国大会は、コロナ禍の大会ということで、「審査結果は後日学校に通知する」というレギュレーションだったので、冒頭のようなシーンとなったわけですが、その後、ジャネルさんとお母さんに結果を伝えるために学校に来ていただいたところ、その結果を聴かれたお母さんは涙されたそうです。

2学期の終業式で行った2年生の新生徒会長による「所信表明演説」で生徒会長は、

千原台高校を日本一の高校にしていきましょう!」と力強く語りました。

早速、それを現実のものにしてくれたジャネルさん、本当に心からの拍手を送りたいと思います。

おめでとう!ジャネルさん!

ジャネルさんの「日本一」に感動するとともに、私自身も生徒会長の所信表明を受けて「日本一の学校経営を目指していかなければ…」と身が引き締まった一日でした。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。