どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日、昼と夜に行われた2つのオンラインイベントに参加しました。
昼に参加したのは、熊本市教委育委員会が主催する「Kumamoto Education Week」。
夜に参加したのは、熊本県サッカー協会が主催する「熊本県 なでしこサッカーフォーラム」です。
今日は、この2つのイベントについてお話ししますね。
「Kumamoto Education Week」は、今年で3年目を迎えています。
「熊本市の教育の成果を世界に向けて発信しよう!」というイベントで、コロナ禍ということもあり、昨年から「オンライン」で開催されています。
初日となった昨日は、12時からの「オープニングセッション」に続いて、12時30分からは、東京パラリンピック水泳競技のメダリスト冨田宇宙さんによる「オープニングトーク『夢に向かって』」と、それを聴いた中学生とのディスカッションが行われました。
「『障がい』を『みんなそれぞれ違う』例えば、背が高い人もいれば、低い人もいる。その中の一つと捉えてもらえる社会にしていきたい。」
という冨田さん言葉が胸に響きました。
続いて13時30分からは、「夢をつかむ ~わたしのステップ~」というテーマで、熊本市で「キャリア教育」に取り組む小中高校生の代表が「パネラー」として参加し、「パネルディスカッション」が行われました。
高校生代表として参加したのは、千原台高校・経営情報コース3年生の村崎蓮莉くんです。
千原台高校で行っているメルカリとのPBL学習(課題解決学習)についても紹介されました。
ファシリテーターは、水野直樹さんと、あとおひと方、いつもロアッソ熊本戦のラジオライブで実況を担当され、ご一緒しているフリーアナウンサーの風戸南陽子さんです。
PBL学習でお世話になっているメルカリの高橋亮平さんもコメンテーターとして参加されました。
小中高校での「キャリア教育」の様子が紹介されたあと、パネルディスカッションが始まりました。
「あなたが大切だと思う力は何ですか?」
子どもたちは、どんな答えを出したと思いますか?
最も多くの子どもたちが出した答えは・・・
「コミュニケーション力」
でした。
これは、企業が就職試験で最も重視するスキルとも一致しています。
また、若者の中では「コミュ力(こみゅりょく)」と呼ばれ、「あの人『コミュ力』高いようねー。」というのは、誉め言葉として定着しています。
風戸さんの
「コミュメーション力とは、『うまく話す』『話し方が上手』ということだけでなく、『聞く力』が大事だと思います。」
というコメントに共感しました。
そんな中で、千原台高校の村崎くんが出したのは、
「情報収集力」
という答えでした。
村崎君いわく、
「今の時代は、ネット上に数多くの情報が氾濫しています。その中から正しいもの、ためになるものを判断して収集し、それを活かして行動していくことが、これからは一番大事だと思うんですよね。」
さすがは、高校生!
そして、彼が学んでいるのは「経営情報コース」であり、日頃からたくさんの「IT関連」の学習をしています。
彼らしい答えに、思わず私のほほも緩みました。
最後に、
「これから、どんなことに力を入れていきたいですか?」
という問いがされ、子どもたちは、それぞれに「がんばっていきたいこと」を答えました。
ここでは、メルカリの高橋さんからの
「『子どもだから、こうするべき』という考えから離れて、さまざまなことにチャレンジしてほしいですね。」
というコメントに共感!
最後に、ファシリテーターの水野さんから、
「『がんばってください!』ではなく、これからも熊本市のみんなで一緒にがんばっていきましょう!」
という言葉が送られて、会を閉じました。
私にとっても新しい学びがある、素晴らしいイベントでした。
夜の部で参加した「熊本県 なでしこフォーラム」については、明日の(後編)でお話ししますね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。