YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

サッカー日本代表 米国に会心の勝利! W杯に向けての収穫は…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日(9月23日)、ドイツのデュッセルドルフで行われたサッカーの国際Aマッチ・日本対アメリカ戦は、日本が2-0で会心の勝利を収めました。

今日は、この一戦を振り返り、この試合で得たW杯への収穫と少しだけ気になる点をお話ししますね。

日本代表の先発メンバーは、

GK 権田

DF 酒井、吉田、富松、中山

守備的MF 遠藤、守田

攻撃的MF 伊東、鎌田、久保

FW 前田

という4-2-3-1の布陣。

W杯アジア最終予選の後半は、トップ下を置かない4-3-3で戦っていましたが、この試合では、ダブルボランチにトップ下という中盤の布陣を選択。トップ下には、昨シーズン、所属のフランクフルトでヨーロッパ選手権を制するなど、成長著しい鎌田を起用しました。

対するアメリカは、4-3-3の布陣。世界ランク14位と24位の日本より格上の相手ですが、チームの絶対的なエースでイングランドの名門チェルシーで10番を背負うプリシッチが負傷で欠場しているのが残念です。

試合は、立ち上がりから日本のペースで進みます。

相手ボールになると4-4-2でブロックをつくり、積極的な守備でボールを奪うと相手ゴールに迫るという攻めを繰り返します。

そんな前半25分でした。相手ボールを奪った伊東が守田へパス。これを左へ開いていた鎌田の前に、守田が絶妙のスルーパスを送り、鎌田が冷静に右足でワンタッチシュート。アメリカのゴールに流し込み。見事な先制点を奪いました。

「相手陣内での積極的な守備からの攻撃」という日本の狙い通りの形からの得点でした。

その後も、ほぼ日本のペースで前半が終了。

ハーフタイムには、GK権田、DF酒井、FW前田→GKシュミット・ダニエル、DF伊藤、FW町野という「3枚替え」を行い、後半のゲームに臨みました。

得点を奪いに来たアメリカにシュートを放たれるシーンもありますが、得点を与えることなく、冷静に試合を進めます。

後半23分には、伊東、久保→堂安、三苫という「2枚替え」。

ここで、投入された堂安と三苫の積極的なプレーで、流れが再び日本のほうに傾き始めます。

さらに、後半41分には鎌田→原田という「最後のカード」を切り、布陣を5-4-1に変更。

これによって、アメリカが「前がかり」になってきました。

そんな後半43分、三苫が、「お得意のプレー」でダメ押しの追加点を奪います。

中山からのパスを右サイドに開いて受けた三苫は、得意の「高速ドリブル」で相手のペナルティーエリアに侵入。右足で放ったシュートがアメリカゴールのサイドネットに突き刺さりました。

このまま、試合終了の笛。2-0で日本が「会心の勝利」を収めました。

この試合で得た収穫は、二つあります。

一つ目は、トップ下で起用した鎌田の活躍です。

前述したように、鎌田は所属先のフランクフルトでも主力として活躍する「旬の選手」です。その彼が、4-2-3-1という新布陣にマッチしたことは、今後の日本にとって大きな武器となります。

二つ目は、試合の終盤に5-4-1という布陣を試すことが出来たことです。

W杯では、格上のドイツやスペインとの試合があることや、リーグ戦の勝ち点、得失点差の関係から、「多様な戦い方」が求められます。

それに対する「多様な布陣」をゲームで試し、機能させることが出来たのは収穫です。

ただ、ちょっとだけ心配な点があります。

それは「調子が良すぎる」ことです。

「はあ?」

と思われますよね。

大会に臨む際に大切なこととの一つに「ピーキング」というものがあります。

「チームのピークをどこに持っていくのか?」という考え方です。

W杯の初戦ドイツ戦まであと2か月。ここにピークを持って行って欲しいのですが…

まあ、これは「贅沢な悩み」であり、森保監督ならきっと「杞憂」に終わらせてくれるでしょう。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。