YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

さあ、いよいよ最終決戦! ロアッソ熊本がJ1の扉を開く日です!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

ついに、この日が来ました。

我らがロアッソ熊本は、今日(11月13日)、J1参入プレーオフ決定戦を京都サンガFCのホームグラウンドで戦います!

この試合に勝てば、チーム創設18年目にして、「悲願のJ1昇格」です!

ロアッソ熊本が創設された18年前、私は中学校の体育教師をしつつ、「トレセンコーチ」として中学生の指導に当たっていました。

Jチームを創設するためには、「アカデミー(育成組織)の創設」が義務付けられており、保守的な気質の熊本県では、「Jクラブのアカデミーが出来ると、そこに選手が集中してしまい、全体の地盤沈下が起こるのではないか…」という危惧から、反対する意見もありました。

その時、私は、

「確かに、その危惧はあると思います。でも、毎週末に地元のJリーグの試合があり、それを応援できる『老後』があると思ったら、そちらの幸せ度の方が高いと思いますけど。」

という意見を述べたことを思い出します。

あれから18年。まだ、私も「老後」は迎えていませんが、あの時に思い描いた「地元のJリーグチームを毎週末、応援できる幸せ」を味わわせてもらっています。

小学3年生、9歳のときにサッカーを始めて、まもなく50年。半世紀近くサッカーに関わってきた中で、ただ1試合だけ、キックのオフの笛を聞いた瞬間に涙が流れた試合がありました。

それは、2016年、ロアッソ熊本が、熊本地震からリーグ戦へ復帰する1試合目となったジェフユナイテッド千葉戦でした。

自宅の被災は最小限で済んだものの、当時、京陵中学校の教頭をしていた私は、約3000人の避難者が押し寄せた避難所の運営を任され、人生で二度と経験をすることはないであろう「多くの人の命を預かる重責」の中にありました。

そんな私にとって、「サッカーがある幸せ」を思い出させてくれたのが、ロアッソ熊本でした。

その後、J2で低迷する頃から、「ラジオ解説」のお仕事をいただくようになったのですが、チームはJ3へ降格。

解説では、「何とか明るい話題を」と思い、「ポジティブな面」を見つけるのに苦労した時代もありました。

そんな苦境を乗り越えて、今日、いよいよ決戦の日を迎えます。

熊本県中学トレセン時代の教え子であるロアッソ熊本の上村周平選手と京都サンガ松田天馬選手には、それぞれに激励のメールを送りました。

上村選手からは、

「ありがとうございます!

 チーム一丸、頑張ります!!」

松田選手からは、

「勝たせて貰います。」

という返信が来ました。

お互いが最高のプレーをし、最後はロアッソ熊本が勝利することを信じて、今日の試合を見守りたいと思います。

YouTubeで公開しているプレビュー動画を、まだご覧になっていない方は、下記のURLからご覧いただけると嬉しいです。

https://youtu.be/ZhwXu47XYY4

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって、そして、ロアッソ熊本に関わる全ての人たちにとって、素敵な一日になりますように。