どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
C級コーチライセンス講習会 Jリーガーコース開催中! GK講義と実技を担当しました!
です。
熊本県サッカー協会がJリーグ選手会からの依頼を受けて行っている「C級コーチライセンス講習会 Jリーガーコース」が、現在、熊本県で開催中で、昨日(12月9日)、このコースの「GK講義」「GK実技」というセッションを担当しましたので、今日はこの話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
今回のコースの参加者は、現役のJリーガーが11名とJリーグチームでスタッフとして活動している人が2人の13名です。
参加者の名簿を見ると…、
遠藤保仁(ジュビロ磐田)、倉田秋(ガンバ大阪)といった元日本代表選手の名前も含まれています。
さすがに、この名簿をみたときには、
「こんな輝かしい競技歴をもった皆さんに対して、講師として話したり、実技指導をするのは緊張するなあ。」
と感じました。
ただ、やるからには、
「皆さんにこうの講義や実技を受けて良かった。楽しくて、ためになった。」
と感じてもらえるようなセッションにしたいと思い、まず、私がしたことは…、
参加者の皆さんの現在の所属チームだけではなく、出身の中学校、高校、これまでに所属しているチームなどを検索し、頭に入れていきました。
私の方は、参加者のJリーガーの皆さんのプレーを一度はみたことがあるのですが、あちらも私を認識してくれているのは、2019~2021シーズンにロアッソ熊本に在籍していた北村知也さんだけという状態です。
そこで、それぞれの選手としての経歴を頭に入れておき、例えば元U-17日本代表だった参加者には、
「U-17W杯が韓国で行われたときに、韓国まで応援に行って、プレーをみましたよ。」
とか、熊本県出身だけれど、直接の面識はなかった選手には、
「〇〇中学校時代の中体連の試合をみて以来、ずっと注目していましたよ。」
などの声掛けを講義の前や講義中に織り交ぜて、参加者の皆さんに少しでも親近感を持ってもらえるように工夫しました。
講義では、このような会話も織り交ぜながら参加者のとの「対話形式」で進め、実技では、とにかく参加者の皆さんの小さな変化を見逃さないようにして、そこを褒め続けました。
参加者の一人がゴール前に立ちGKとなり、2人がそれぞれのゴールポストの延長線上、ペナルティーエリアの外からシュートを打つ「アングルプレー」というトレーニングで、遠藤保仁さんがGKに入った時のことです。
遠藤さんの動きにそれまでの選手にはなかった良い点があったので、次のように声掛けをしました。
「遠藤さん、素晴らしかったですね。他の選手にはなかったことがありました。ご自身で、どこだったかわかりますか?」
「あー、首を振ったことですかね?」
「そうです!
首を振って、何をみられたのですか?」
「ゴールポストをみて、自分の位置を確認しました。」
「さすがです。素晴らしいですね。GKが自分のポジションを確認するために何かを目印にするのは、とても有効です。」
そして、今度は参加者全体に問います。
「ゴールポストの他に、何か目印になりそうなものはないですか?」
すると参加者から次々に、
「PKマーク!」
「ゴールエリアの角!」
「ペナルティーエリアの角!」
などの声が帰ってきました。
「そうですね。それらを手掛かりにして、自分のポジションを確認すると的確なポジショニングが出来やすくなります。」
こんな感じで、実技を進め、最後は4対4+GKのゲームを行い、日頃はフィールドプレーヤーとしてプレーしている参加者の方が、GKとして「ナイスプレー!」をしてくれたところでゲームを終了!
無事にこの日の仕事が終わりました。
さすがは、参加者全員がサッカーのプロフェショナルです。皆さんが「オープンマインド」で参加してくれて、充実し、私自身も楽しむことが出来たセッションとなりました。
セッション終了後は、「講師」という立場から「一人のサッカーファン」に戻り、数人の選手に写真撮影をお願いしてしまいました。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。