どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【サッカー】時代と共に変化! GK→GP(ゴールプレイヤー)へ
です。
このタイトルだけでは、「どんな意味?」と感じれる方が多いと思います。
昨日(3月18日)、オンラインで行われた「C級GKチューター研修会」の様子をお話しする中で説明していきます。よろしくお付き合いください。
この研修会の参加者は、全国で行われる「日本サッカー協会公認C級コーチ養成講習会」で「GK講義」「GK実技」を担当するチューターの皆さんです。約160名が参加して行われました。
先日(2月10日~12日)、熊本県宇城市の熊本アカデミー宇城で行われた「C級コーチ養成講習会チューター研修」に参加してきたことは、このブログでもお話ししました。
来年度から改訂される「C級コーチ養成講習会」の内容を学ぶことが目的だったのですが、その中で「GK講義」「GK実技」の部分については、
「後日、別途オンライン研修にて実施します。」
ということになっていて、それが昨日だったというわけです。
今回の改訂では、「内容(コンテンツ)」が大きく変わったわけではないのですが、
「サッカー協会が伝えたい『こころ』の部分がより伝わりやすくなるように」
というチューター側の「伝え方」の改訂が中心になっています。
「GK講義」「GK実技」について、私が「変更点」と感じたのは次の二つです。
一つ目は、「『GK講義、GK実技』の実施日程」です。これまでは、この二つは連続してやることになっていただけでしたが、今回からは「『コーチング』の前に実施する」ということになりました。
「コーチング」というのは、チューターが「コーチングデモ(お手本)」をみせるセッションです。
その前に「GK」について学んでおき、「コーチングデモ」の中でもチューターがGKに対してどのような指導をしているかを解説することが私たちの役割に加えられました。
そして、二つ目が「GP(ゴールプレーヤー)」という用語の使用です。
100年以上前にサッカーが日本に伝わって以来、日本ではゴール前でプレーし、一人だけ手を使うことを許される選手のことを「GK(ゴールキーパー)」と呼んできました。
もちろん、この呼び方がなくなるわけではないのですが、日本サッカー協会では「より『GKの役割』を理解してもらうために」という目的で数年前から「GP(ゴールプレーヤー)」という呼称の使用を始めていました。
今回の改訂により、この呼称が初めて「GK講義」のスライドの中に盛り込まれたのです。
「GKの役割」の一番は何と言っても「ゴールを守る」ことです。
しかし、それだけが「GKの役割」ではありません。
相手のシュートをキャッチしたら「攻撃の開始」です。見方がボールを保持している時にパスを受けて「攻撃に参加する」こともあります。
このような「GKの役割」から考えて、「ゴールを守る人」という印象の強い「GK」という呼称を「ゴール前でプレーする人」という意味の「GP」へと変化させていきたいということなのです。
「競技規則」の上では、「フィールドプレーヤー」「ゴールキーパー」という表現がされているので、「GK」という呼称がなくなるわけではありません。
私もこのような「改訂の意図」がしっかりと講習会の参加者の皆さんに伝わるように「GK講義」「GK実技」を担当していきたいと思います!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。